言葉の意味と由来

【造詣が深いの意味】類語や使い方を例文でわかりやすく解説します!

造詣が深い(ぞうけいがふかい)とは、「特定の分野(ジャンル)に深い知識、技量を持ち、非常に精通しているという意味があります。

わかりやすくいうならば、その道のプロだったり、めちゃくちゃ詳しい人という表現になります。

このページでは「造詣が深い」という日本語についてわかりやすく、類語、例文、使い方を説明しております!

造詣が深いの意味

読み方は、「ぞうけいがふかい」

よくある読み間違いとしては、「ぞうしがふかい」「ぞうもうがふかい」などがある。

造詣が深いの意味

【意味】特定の分野に深い知識や、技量を持ち、非常に精通していること

知識・教養・技量の深さを表す言葉です。

  1. 彼は水墨画への造詣が深い
  2. 先生が数学への造詣が深くていらっしゃる

「造詣が深い(ゾウケイがフカイ)」とは、相手に対して使う言葉です。 自分に対して使う言葉ではないため、間違えないように気をつけてくださいね。

「造詣が深い」の使い方

造詣が深いとは、特定の分野に深い知識や技量を持ち、非常に精通していること。という意味があります。

つまり、「その道のプロフェッショナル」「博識」「豊富な知識」という表現と非常に似ています。

  1. イチロー選手は栄養学にも造詣が深い人物である
  2. さかなクンほど魚類に造詣が深いタレントはいない

↑このような使い方をすることも可能です。

相手のことを褒めたいときは、「◯◯さんは芸術に対して、造詣が深いのですね」と伝えれば、相手の気分を良くすることができます。

どのような分野に使われる言葉?

一般的には、「学問や芸術」などに対して使われることが多いです。

しかし、特定の分野に深い知識や技量を持って、精通している場合はジャンルは問いません。

漫画コレクターであれば、漫画に対する造詣が深い人物として表現することができる

タオルちゃん
タオルちゃん
造詣が深いとは、「精通」「熟知」「物知り」という言葉と似てるのにゃ
トリ
トリ
「造詣が深いですね」と言われてみたいなぁ

造詣(ぞうけい)の意味

【造詣とは】学問や芸術(のある分野)について、知識が広く理解が深く、すぐれていること。

造(ぞう)という漢字には、「つくる・いたる」という意味があります。 そして、詣(けい)には「もうでる・まいる」という意味があります。

造詣の「詣(けい)」は、初詣という漢字にも使われています。 神社などで行く、参るという意味も込められております。

「造詣が深い」の例文

「造詣が深い」という言葉を使った例文をご紹介します。

  • 私の祖父は言語に造詣の深い人物である
  • 造詣を深めるために今日も哲学を学ぶ
  • 芸術に造形の深い人は美術館に足繁く通う
  • さかなクンは魚類への造詣が深く聡明な人物だ
  • 造詣が深めるために好きなことを必死に学ぶ
  • ◯◯さんは造詣が深くていらっしゃる
  • 私の上司は人体構造への造詣が深く健康オタクである

基本的には、相手に対して「造詣が深い」と使う言葉です。 自分のことを「私は造詣が深い」という言い方は一般的ではありません。 しかし、「造詣を深める」という表現をすることは可能です。

「造詣が深い」の類語

いくつか類語をご紹介します。

  • 深い理解
  • 精通
  • 熟知
  • 物知り
  • 豊富な知識
  • 博識
  • 教養
  • 知見
  • 知識
  • 精通している

類語をチェックしていくと、言葉の意味をさらに深く理解することができますよね。

タオルちゃん
タオルちゃん
類語を見てわかるように、非常に教養と関係している言葉なのにゃ
トリ
トリ
1つのジャンルに精通している人間ってなんだかカッコいいよね

「造詣が深い」の対義語・反対語

造詣が深いの対義語・反対語はありません。

「造詣が深い」という言葉の意味が、特定の分野に深い知識、技量を持っており、非常に精通している」という状態になるため、「造詣がない」、「造詣が浅い」などという表現はしません。

「知識がない」「教養がない」「詳しくない」という言い換えが適切です

タオルちゃん
タオルちゃん
「造詣が浅い」という言葉は間違いなのにゃ!
トリ
トリ
覚えておくと便利だね!

「造詣が深い」は目上の相手に使える?

「造詣が深い」は敬語ではありませんが、相手にリスペクト(尊敬・敬意)を表する言葉なので目上の方にも使うことができます。

褒め言葉になるため、年上・年下・異性など関係なく使えるすごく便利な言葉です!

仕事の取引先の相手に対して、ビジネスシーンでも使うことができます。

目上に使う場合には、以下のような表現をすれば失礼にならず、マナーも◯です。

・◯◯さんは◯◯について造詣が深くていらっしゃる

・◯◯さまは造詣が深くていらっしゃるのですね

「いらっしゃる」⇒「いる」は尊敬語になるため、目上の相手に使ってもマナー的に何も問題がありません。

まとめ

それではおさらいをしていきましょう!

  1. 造詣が深いとは知識・教養の深さ
  2. その道のプロフェッショナル
  3. 精通しているという意味がある
  4. 基本的には相手に敬意を示す褒め言葉である
  5. 自分に対して使う言葉ではない
  6. 芸術、学問などに使われることが多い
  7. 精通しているならばジャンルは問わない
  8. 目上に相手にも使える便利な言葉
  9. 対義語、反対語は存在しない

ちなみに、「造詣が深い」を英語で表現するならば「He has a profound knowledge of the English language.」このような形で使うこともあります。 英語で、「造詣が深い」という表現を使えたら、めちゃくちゃ博識に見えますよね。