脆弱(ぜいじゃく)とは、もろくてよわいという意味があります。
脆弱について、意味、読み方、使い方、例文、類語などをわかりやすく解説しました!
このページを1度読めば、一生使える知識をたったの2分でマスターすることができます。
ちなみん、「脆弱(ぜいじゃく)」と「華奢(きゃしゃ)」はどちらも「弱々しい」という意味合いがありますが、その他の違いはわかりますか?
・・・答えは、「華奢(きゃしゃ)には姿かたちは美しいが(弱々しく感じる)」という意味が含まれているのです!
脆弱とは似ているけれども、込められている正確な意味はちょっと違うのです!
脆弱の意味
読み方は「ぜいじゃく」です。 よくある間違いとして、「きじゃく」「じょうじゃく」「ぼうじゃく」「せいじゃく」などがあります。
- もろくて弱いこと
- 身体、組織、器物などに対して使う
(例)脆弱なセキュリティ
(例)脆弱な肉体
(例)脆弱性のあるアプリ
脆弱(ゼイジャク)とは、あまり聞き馴染みのないことばですよね。 もろくて弱いという意味があります。
脆弱の「脆(ぜい)」という漢字は、「脆い(もろい)」と読むことができます。 「弱」は文字とおり、そのまま「弱さ」を表している漢字です!
脆弱の読み方は「ぜいじゃく」
読み方は、脆弱(ぜいじゃく)です。
よくある使い方としては、「脆弱な◯◯」「◯◯は脆弱である」「脆弱性のある◯◯」という表現をします。
- 脆弱な身体を鍛えるためにジムへ通っている
- あの中華製アプリは脆弱だから使わないほうがよい
- 最近ネットで有名な◯◯という会社は非常に脆弱であるという噂がある
脆弱性の意味
脆弱性とは、「脆弱+性」という言葉を組み合わせたものになります。
【性】という漢字には、「性質、うまれつき」という意味がある
危険性、可能性などと同じように、脆弱性も「弱くて脆い性質がある」という意味になります。
脆弱の例文
脆弱の例文をいくつかご紹介します。
- 脆弱な肉体ではなくハリウッドスターのような強靭な肉体がほしい
- 脆弱性の高いアプリはスマホに入れないほうがよい
- ガラスのコップは脆弱なので洗うときは丁寧に扱っている
- 新型IOSの脆弱性がネットニュースで話題になっている
- 彼は精神が脆弱だから、筋トレにチャレンジしたそうだ
- あの会社は脆弱な組織体質なので株は手放したほうが良い
- 脆弱さのある家具は安いけれどもやはり安物買いの銭失いになる
- 脆弱な地盤には住まないほうが身のためである
脆弱とは、「身体・組織・器物」など身の回りにあるあらゆるモノに対して使うことができる言葉です。 ですので、ちょっと表現は難しくなりますが、どのような場面でも応用することができます!
脆弱の類語
類語をご紹介します。
- 弱い_力が乏しい
- 割れやすい_もろく崩れやすい
- 華奢_姿・形が(上品で美しいが)弱々しく感じる様子
- もろい_外力に対する抵抗力が乏しい。
- 壊れやすい_もろく崩れやすい
- やわ_しっかりしていないさま
- か弱い_弱々しく頼りないさま
- か細い_細くていかにも弱々しい
- 軟弱_やわらかくて、しっかりしていないこと
類語をチェックしてみると、「脆弱」と非常に似ている言葉が多いことがわかりますよね。 日本語は「弱い」という言葉1つでも、表現方法は無数にあります。
華奢は姿かたちは美しいけれども、弱々しく感じられるという意味もあります。 例えば、「あの女性は華奢で魅力的だ」と表現すれば、美しく弱々しいけれど魅力があるという意味になる。
こうして、類語を比較してみると日本語の奥深さを再発見する機会になりますよね(^O^)b
脆弱の対義語
それでは次に、対の意味となる対義語をご紹介いたします。
- 強靭(きょうじん)_しなやかで強いこと
- 頑強(がんきょう)_ねばり強くて、相手になかなか屈しないこと
- 屈強(くっきょう)_きわめて力の強いこと
- 堅牢(けんろう)_かたくて丈夫なこと
国語辞典には、「脆弱の対義語は強靭(きょうじん)」となっているようです。 「強い」という漢字が含まれる熟語には、非常に脆弱の対となる意味の言葉が多いです。
【脆弱】よわくてもろいさま
【強靭】しなやかで強いこと
こうして比較をしてみると、意味としては正反対であることがわかります。
強靭を使った例文
では、強靭という熟語を使った例文をご紹介します。
- 彼は強靭な肉体を武器に大相撲で活躍をしている
- 格闘家は強靭な精神がないと続けられない
- 強靭な筋肉がほしくてジムに通っている
- チーターは強靭な肉体を活かして獲物を捉える
- 脆弱なシステムがアップデートで強靭な状態になった
- 強靭な精神で盤石なる肉体を手に入れた
例文を読むと、いかに強靭(きょうじん)という言葉が力強くポジティブな意味があることを実感できますよね! 脆弱がネガティブだとすれば、強靭がポジティブな意味合いが強いと考えることができます♪
「脆弱」と「華奢」の違い
「脆弱」と似ている言葉で、「華奢(きゃしゃ)」という熟語があります。 こちらは、それぞれの意味の違いを解説していきます。
- 脆弱⇒もろくてよわいさま
- 華奢⇒姿・形が(上品で美しいが)弱々しく感じるさま
脆弱はもろくて弱いという状態を意味していますが、華奢(キャシャ)は、「姿・形が(上品で美しいが)弱々しく感じる様子」という「◯◯だけれど◯◯である」という意味があります。
例えば、「あの女優さんは華奢だよね」と表現すると、「ほっそり美しい女性」という意味になる。
しかし、「あの男は華奢だよね」と女性がいえば、「細くて弱々しいよね」という意味になるかもしれません。
言葉の意味としては、「姿・形が(上品で美しいが)弱々しく感じるさま」というものになりますが、日常では少し意味が違う表現で使われることもあります。
華奢の例文
華奢を使った例文をご紹介します。
- 華奢な女性は男性からモテやすい傾向にある
- 華奢な男性は女々しいと思われてしまう
- 見た目は華奢だがTシャツを脱ぐと筋肉がすごい
- 痩せていると華奢はまた違う意味がある
- 見た目が華奢なので温厚な性格だと思われている
まとめ
それでは、おさらいをしていきましょう!
- 脆弱は「もろくてよわい」とい意味
- 身体・組織・器物などに使われる言葉
- 類語には「弱い、軟弱、脆い」がある
- 対義語は「強靭(きょうじん)である
- 強靭の意味は「しなやかで強いこと」
- 脆弱と華奢は意味が違い
- 華奢は「姿・形が(上品で美しいが)弱々しく感じるさま」
それでは以上になります。 最後までお読みいただきありがとうございました!