言葉の意味と由来

【よこしまの意味】邪(よこしま)な気持ちはどんな状態?例文で解説

よこしま」とは、心が正しくないこと、不正などの意味があります。

このページでは。「よこしまな気持ち」「よこしまな◯◯」という言葉の意味や使い方、例文や類語などをわかりやすく解説しています。

1度読めば、ずっと使える知識をたったの2分でマスターすることができます♪

ちなみに、漢字で表現すると「邪」となります。 邪悪の邪という文字ですよね。 なぜ、この漢字になったのか由来と語源もあわせて説明しているのでチェックしてくださいね。

よこしまの意味

漢字で書くと、「邪(よこしま)」

よこしま 意味

【意味】心が正しくないこと、不正

道を外れるなどの意味がある。
(例)よこしなま気持ちで行動をしても必ず壁にぶち当たる

よこしまとは、心が正しくない状態・道理から外れているという意味が込められています。

「よこしまな気持ち」の意味

よこしまな気持ちとは、どういった意味なのかを解説します。

よこしまな気持ちとは

よこしなま気持ちとは、正しくないことを考えたり、正しくない心でなにかを計画・企てる心の状態です。

つまり、悪いことをしようとしている人は、「常によこしなま気持ち」で生きていることになります

このように非常に人間の悪い部分にフォーカスした言葉なので、日常ではあまり使わない言葉かもしれません。

似ている言葉に、「悪巧み」というものがあります。 悪いことを計画すること、という意味なのですがまさにこの状態がよこしまな気持ちです。

「よこしま」は「邪」と書く

「よこしま」は漢字にすると、邪と書きます。 邪悪の邪、邪気の邪という字といっしょです!!

すごく難しそうな漢字にみえますが、拡大して確かめると意外とシンプルであることがわかります。

☆「邪」の拡大・画像 部首、画数、など解説

昔は、「横しま」と書くこともありました。 現在では、ひらがなもしくは漢字で表現されます

「邪な気持ち」←漢字で表してみると、いかにも悪そうな状態であることが一目瞭然ですよね(笑)

「邪(よこしま)」の由来・語源

邪(よこしま)の語源と由来をご紹介します。

「よこしま」はかつて「横様」「横しま」と表現されていました。 「さま」「しま」は逆さまの「さま」と同じ意味です。

心が横を向く、道を横にそれるなどと同じ意味で、悪い方向へ傾く、中心からずれる、などのネガティブな意味が由来となっています。

もともとは、「逆さま」も「さかしま」と発音していました。 「しま」→「様(様子)」

現在では横しまとは書かずに、邪(よこしま)という漢字が使われるようになった理由は、漢字1文字だけで意味がわかるように、「邪」という文字が選ばれたのではないかといわれています。

横という漢字には、「横領」「横暴」「横を向く」などの悪事やネガティブな状態にたいして使われる言葉でもあります。

日常生活では何気なく見ている言葉も、いろいろな意味で使われておりおもしろいですよね!!

「邪」という漢字を使った言葉に、「天邪鬼」というものがあります。 こちらも、非常に悪くてずるがしっこい妖怪の名前なのですが、由来や語源をわかりやすく説明しているので、よければお読みください♪

【天邪鬼の意味】どんな性格のことを言うのか?語源や例文など解説!

よこしまを使った例文

いくつか例文をご紹介します。 例文を読むことによって「よこしまな」という言葉の意味をすんなり理解できるメリットがあります。

よこしなま気持ちで対人関係を継続するのはお互いにとって良くないことだ

邪な気持ちで人と接しても良い関係は構築できない

言動が一致していない人はよこしまな人間だから気をつけなければいけない

よこしまな考えでビジネスをしても誰も幸せにすることはできない

よこしまな恋は相手を傷つけ、相手の人生を奪っているのと同じくらいにひどい行為である

誰でも人間であればよこしまな感情になることはある。そこで思いとどまれるかがポイントだ。

成功したいなら、よこしまな心は捨てる。素直な心で学び実行しよう

よこしまな考え、よこしまな気持ち、よこしまな心、よこしまな感情、などいろいろな場面で使える言葉ですが、できれば反対の素直で美しい状態でいたいですよね!!

誰だって気分が落ち込んだり、追い込まれたりすると邪な思考になってしまいますが、横道にずれないために思いとどまる勇気を持つことが重要だと学ぶことができました\(^o^)/

「邪(よこしま)」の類語・関連ワード

類語、関連ワードを紹介します。 類語をチェックすることで、記憶に定着させやすいメリットがあります。

邪(よこしま)類語

横道、不善、邪悪、邪道、不正、湾曲、不義理、悪さ、不法、不届き、

「邪道(じゃどう)」という言葉は仏教用語です。 意味は、「仏の道に外れた不正な教え」です。

実は、日常生活には仏教用語がたくさん隠れています。 例えば、「おかげさまです」という言葉。 誰でもつかっている当たり前の言葉ですが、これも仏教用語なのです(*^^*)b

くわしくは、「【お陰様です】意味や語源はなに?例文つきでやさしく解説!」を参考にしてください♪

まとめ

「よこしなまな〜◯◯」は、できれば人生で近づけたくない言葉ですよね(笑) 言われたくもないし、言いたくもない。 そういった言葉を使うにふさわしい状況や行動には絶対にしたくないな〜と思いました…

人生は正しく、楽しく、積極的に生きたいですね!! 正しい心で行動をしていれば、日常生活も順調かつ磐石なものになると思います。

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ちなみに、「よこしまな気持ち」とは腹黒いと同じ意味なのですが、科学的に見ても「腹黒い」というのは胃腸の調子が悪く、思考が偏ってしまうという捉えかたができるそうです。

胃腸が汚れていると、実際に宿便などがたまり、ネガティブな発想になったり、太ったり、体調不良になったりと。 様々な諸悪の根源につながる要素がてんこ盛りだそうです。

「肚(はら)で考える」という言葉を昔の人は使いましたが、肚(はら)とは胃腸のことを指しているそうです。 腹黒い状態ではなく、腹白い素敵な心で毎日を過ごしたいですね♪

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!!