「携わる(たずさわる)」とは、ある事に関係する・従事するという意味があります。
「携わる」という言葉をマスターするために、意味、使いあkた、類語、例文、英語表現などをわかりやすくまとめました!
転職や面接で頻繁につかわれる言葉なので、意味をしっかり理解しておくと便利です♪
ちなみに、「携わる」と「関わる」の意味の違いはわかりますか? ・・・答えは、「関わる」のほうが広い意味として使えます。
さらにくわしい説明は記事を参考にしてください。
すぐに読める目次
携わるの意味
読み方は、「たずさわる」 よくある読み間違いとして、「かかわる」「まじわる」などがある。
- 【意味】ある事に関係する
- 【意味】従事する
- 手を取り合う、連れ立つという意味が含まれている
(例)私は医療関係の業務に携わっていました
(例)僕は愛犬の出産に携わったことがある
「携わる(たずさわる)」とは、ある事に関係する・従事するという意味があります。 つまり、何かしらの物事に自分も参加しているというニュアンスがあります。
携わるの使い方
「携わる」の使い方はたくさんあります。 仕事だけに対して使われる言葉ではないので、あなたが何かしらの参加したり、関係しているものであれば自由に使うことができます。
マクドナルドでアルバイトをしている高校生は、マックのお店の運営に携わっているし、地域の住人の食生活に携わっているとも表現できる
自分1人だけに使う言葉ではないため、何かしらの物事が存在していれば、携わると使うことができます。
携わるの例文
携わるという言葉を使った例文をご紹介します。 例文を知っておくだけで、日常や仕事などで活用することができます。
- 私が学生時代にアパレルブランドの立ち上げに携わらせていただくご縁に恵まれました
- 僕の祖父は医療の業務に携わっていた人物です
- 自分は将来、日本のプログラミング教育を活性化する仕事に携わりたい
- 英語が得意なので言語を扱う仕事に携わるのが夢だ
- 貴社に入社することができたら、営業に携わらせていただきたいです
- バイト時代に葬儀屋の業務に携われたことが僕の人生の財産である
「携わる」の意味は、ある事に関係する・従事するという意味なので、「なにかしらの関係する・したい」という状況で使えます。
就職面接や、仕事の転職時などでは「◯◯に携わっておりました」などと表現する機会が多くなります。 しかし、仕事・ビジネス以外でも使える言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね♪
「携わる」と「関わる」の違い
「携わる」と「関わる(かかわる)」の意味の違いをご紹介します。
- 【携わる】ある事に関係する・従事する
- 【関わる】関係を持つ・こだわる
「関わる」は、携わるよりも広い意味で使うことができます。 例えば、仕事以外のシーンでも使えます。
- この本は将来の成長に関わる内容が書いてある
- 関わりたくない人間とは無理に接しなくてよい
- 仕事に関わりの深い業界は積極的に観察している
- 僕は異性と関わるのが恥ずかしくて苦手だ
このように、「関わる」という言葉は関係性があれば、どのような使い方もできる自由度の高い言葉です!
関係することであれば、すべて「関わる」「関わり」という表現を使うことができます
「関(せき)」という漢字には、「関所」などの出入り口、つなぎとめるという意味があります。
「携わる」と「参加」の違い
「携わる」と「参加」の違いをご紹介します。
- 【携わる】ある事に関係する・従事する
- 【参加】なかまに加わること
ちなみに、参加の意味である「なかまに加わること」のなかまとは以下のような意味があります。
「仲間」とは、心を合わせて何かをいっしょにするという間柄をかなりの期間にわたって保っている人。そういう間柄。
友達、フレンドと表現するよりは、浅く広義で使われるのが「仲間」です。 上下関係がある人間に対しては、「上司は友達」とはいいませんが、「上司は仲間である」と表現をすることができますよね。
「携わる」を仕事で使うときのコツ
携わるを仕事で使うときのコツは3つあります。
- 意味を理解して正しく使う
- 接続詞のバリエーションを覚えておく
- 正しい日本語を使う
まずは基本中の基本である、意味をしっかり理解して誤用を防ぐことです。 間違ったまま面接で「携わる」という言葉を使ってしまうと、相手からすればイメージは悪くなりますよね。
2つめは、接続詞のバリエーションです。「携わる」だけでは、会話のバリエーションが不足していますよね。 以下のような接続詞をマスターしておけば、使うときに役だちます。
- 携わっておりました
- 携わりたいです
- 携わっていらっしゃる
- 携わってまいりました
- 携わっておられる
- 携わらせていただきたい
3つめは、間違った日本語を使わないことです。 「◯◯させていただきたい」という表現は、文化庁によると以下のような定義があると発表しています。
基本的に他者の許可を得た上で、自分が行うことについて、その恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合
つまり、「許可」をもらう必要がないときに「◯◯させていただきます」と敬語のつもりで使ってしまうのは誤用になってしまいます。 ぜひ、ご注意ください。
目上の相手への「携わる」の使い方
目上の相手に「携わる」という言葉を使うときは、敬語を意識してください。
以下のような表現方法であれば、失礼になることはないのでぜひ参考にしていただければと思います。
- ◯◯さんは◯◯に携わっていらっしゃった
- ◯◯に携わっておられた
- ◯◯さんに携わっていただく
- ◯◯に携わってまいりました
- 携わりたいです
このように、敬語を使えば相手に敬意を示すことができて、マナーとしての失礼のない状態になります!
携わるの類語
類語をご紹介します。
- 関与
「意味」関係をもち、その事にあずかること - 参加
「意味」なかまに加わること - 係う(かかずらう)
「意味」かかわりあいを持つ - 参与(さんよ)
「意味」あることにあずかり加わること
携わるの対義語
正式には「携わる」の対義語はありません。 反対語として、対の意味になるのは「放棄(ほうき)」という言葉があります。
「放棄(ほうき)」とは、なげうち捨てること。(思い切って)捨て去ること。という意味がある
自分の持ち物や権利などを捨てるという意味があるため、携わる(従事する、関係する)という言葉と反対の言語になります。
「携わる」の英語
携わるを英語表現にすると、「be involved in(に従事している)」「take part in(に参加している)」と表現することができます。
英会話で使うチャンスが訪れたときは、ぜひ参考にしてください(^O^)b
まとめ
「携わる」という言葉は、身近なところでいえば「携帯電話」という言葉にも使われていますよね。 でも、ここまでしっかり意味を調べないとハッキリとした違いを答えられる人は、日本人でも少ないと思います。
だからこそ、言葉の意味を知って教養を身につけるというのはおもしろですよね(^O^)
では、おさらいしていきます!
- 携わるは「ある事に関係する、従事する」という意味
- 仕事や面接などでよく使われる
- 対義語、反対語は「放棄」
- 目上の相手には敬語で使えばOK
- 英語では「be involved in」
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!