言葉の意味と由来

【草案の意味】正しい使い方と例文をわかりやすく解説!素案とは別?

草案(そうあん)とは、文章などの下書き、形になっていない案という意味があります

このページでは、「草案(そうあん」という言葉の意味、例文・使い方などをわかりやすく解説しています。

また、似ている言葉として「原案・素案・骨子案」の違いなどもやさしく説明しました!

ビミョ〜なニュアンスの違いを理解しておけば、社会人としてものすごく役に立つので参考にしてください!

草案の意味

読み方は、「草案(そうあん)」

「くさあん」と呼ぶのは間違いなので、覚えておくと便利です!

草案 意味

【意味】文章、特に規約、法律などの下書き

文章の下書きという意味がある。

(例)ブログ記事の草案を練る

「憲法草案(けんぽうそうあん)」という憲法の下書きを意味する言葉などがありますが、一般的な個人が書く文章にも草案(そうあん)という言葉を使うことができます。

例えば、

タオルちゃん
タオルちゃん
ブログ記事の草案を考え中だにゃ
トリ
トリ
草案ができあがると一気に文章が書きやすくなるよね!

このように、ブログ記事という個人レベルの文章でも草案という言葉は使えます。 ビジネスシーンでも、事業計画書や報告書などを書くときは、草案(下書き)を作ってから、文章に肉付けしていくことができます。

文章というのは、最初から一発本番で書くものではないため、家づくりの工程に似ています。

☆家を作っている画像 骨組み

「まずは土地をならして、骨組みとなる土台をつくり〜」というように、いきなり屋根から作ったり、フローリングを張ったりしませんよね!! 文章もおなじように、下書きとなる草案から作り、すこしづつ具体的な文章へと仕立て上げていくのが一般的です。

草案の使い方

タオルちゃん
タオルちゃん
レポートの草案ができたら教えるにゃ
トリ
トリ
ほ〜い

このような使い方をすることができます。 それでは、本格的に例文をいくつかご紹介します。

「草案」を使った例文

「草案」を使って例文をいくつか紹介します。

銀行に提出するビジネスの事業計画書の草案をつくる
ネットでサービスを提供したいので、販売ページの草案を練っている
大学のゼミでスピーチをするための草案を急いで作らなければいけない
ブログ記事は草案を作ってみると、書きたいことが具体的に見えてくる
上司に草案を提出したが、やり直しと言われてはね返された..

「草案」の類語

「草案」の語源

草案の語源は、「草」とは植物の葉などが由来になっていると言われます。

なぜかというと、草というのは木に比べると未熟で存在がちっぽけであることから、前段階という意味が込められています。

実際のところ、草案(そうあん)というのは文章の下書きという意味なので、文章の本番の前段階ですよね!!

草案とほぼ同じような未完成の状態を、「骨子案(こっしあん)」ということがあります。 文字とおり、文章の骨子(骨組み)のみある程度わかる状態のこと

☆骨子案を画像でイメージ(家が骨組みの状態)

このように、文章全体としてはまだまだ完成とはいえないけど、あらかた骨組みができている状態を骨子案といいます。

基本的には、骨子案(こっしあん)というのは箇条書きで記されることが多いです。

イメージとしては、以下のような形になる。

習慣を身につけるコツ(骨子案)

1.簡単なことからやる
2.難しいことはやらない
3.毎日1分でもいいから手をつける
4.習慣化するまで21日間は継続する
5.21日経過したあとに意識するべきこと

このように、文章を箇条書きにして、あとは足りないところを肉付けしていくイメージです。 家の骨組みが完成したら、壁を貼りつけたり、少しづつ私たちが知っている家の形になっていくように、骨子案もその骨組みにあたる段階です。

「草案」「骨子案」「素案」の違い

草案に似ている言葉として、「骨子案」「素案」があります。

この、「草案」「骨子案」「素案」の違いについて解説します。

「草案」「骨子案」「素案」

【草案】_下書き
【骨子案】_全体の大まかな骨組み
【素案】_検討のために素材として作られた案

文章に例えるならば、1番最初に思いついた案を書いたものが「素案」 そこから、さらに下書きの状態になったのが「草案」 この時点では、まだまだ案としては準備レベル。

骨子案も具体的な文章量が少なかったり、箇条書きレベルなので完成には程遠いです。 イメージとしては、ぼんやり全体像が見えている段階ですね。

「骨子案」を使った例文

骨子案(こっしあん)を使った例文をいくつかご紹介します。

撮影する動画の骨子案を考えている

大学で発表するスピーチの骨子案を紙に書き出している

自分は、文章を書くときはまず骨子案を出してから内容を肉付けしていくタイプだ

ひとまず骨子案を決めたから、あとは具体性を高めていこうと思う

骨子案(こっしあん)とは、まだ文章量が少なく箇条書きになっていたりする状態ですので、状態としてはまだまだ未完成であるという意味がある。

「素案」を使った例文

素案を使った例文をいくつかご紹介します。

徹夜でビジネスの素案を作ったが、翌朝見直したらガッカリするほど自分に酔っている内容だった

素案を作るとそこから更にアイデアが湧き出てくる

会社の掃除ルールを作るべき素案を作ってみたが上手くいきそうな気がしてきた

素案はすぐに作れるため何度だってやり直しが効く段階である

素案は原案(げんあん)になる前段階なので、状態としてははじめの一歩というイメージに近い。 文章でいえば、本当に書き出した直後です。

素案の次に草案があるため、順番を覚えておけば便利です。

素案=1番最初の案とおぼえて起きましょう!

まとめ

大学生や社会人になると、文章を書く機会が増えますよね。 そういったときに、「草案・素案・原案・骨子案」と聞いたこともないような、言葉がたくさん出てきます。

日本語として読めるけど、微妙なニュアンスの違いに頭を悩ましてしまうビジネスマンも多いはずです。

私も、このビミョ〜な違いがわからず苦労したことがあります(笑) しかし、意味を知っておけば、「◯◯について素案だけ作っておいてくれる?」と頼まれると、すごくハードルが下がりますよね。

素案=はじめの一歩なので、焦らなくても良くなります。

こうして言葉を理解することで、自分のストレスを軽減したり、仕事のクオリティまでに影響するため、やはり言葉を知っておくということは、あらゆる場面で有利だなとおもいました(^O^)b

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!!」