「試金石(しきんせき)」とは、今後の物事の判断基準や見極めのために行うこと。という意味があります。
しかしこの言葉、人に説明するにはすご〜く難しいイメージがありませんか?
このページでは、「試金石」を簡単に理解するためにわかりやすくまとめています。 「意味・語源・由来・例文・使い方」をやさしく説明しているのでチェックしてくださいね。
1度覚えてしまえば、すごくかんたんで便利な日本語なので、2分でさくっとマスターしてください!
試金石の意味
読み方は、試金石(しきんせき)
【意味】実験や挑戦などの物事がうまくいくかどうかを見極めるために行う事柄のこと
基準や判断材料として「試金石」という言葉が使われる
別の言い方にするならば、「真価が問われる」
(例)今回のタピオカ屋第1号店のオープンは、今後の試金石となるだろう
試金石(しきんせき)とは、今後の基準や1つのものさしという意味で使われます! あまり馴染みがない言葉ではありますが、新聞ではよく使用されている言葉です。
試金石という言葉の使い方
試金石とは、「真価が問われる」「今後どのようになるのか」という意味で使われるため、使い方はいろいろあります。
「◯◯選手の滑りが今後の選手たちの試金石となるでしょう」
1番手で演技をするスケート選手が高得点を出せば、後手の選手にはプレッシャーがかかり、勝つための1つの基準点となるため、試金石という表現を使われることがあります。
「試金石」を使った例文
例文をいくつかご紹介します。 例文を読むことによって「試金石」という言葉をすんなり理解するために役立ちます。
去年は最下位だったプロ野球チームの監督が降板して新体制になったが、最初の5試合が試金石となるに違いない
力士にとって基礎的な四股やすり足ができているかが、今後の相撲人生にとって試金石となる
いつも通っていた焼肉屋さんが食べ放題というスタイルに変更していたが、来月の売上が試金石となるはずだ
素直であるかがビジネスで成功するための試金石となる。やはり、素直な人間ほど周りに助けられるからだ
試金石の語源を簡単に解説
試金石の語源は、「金(きん)の鑑定に使うための黒い石」です。 この黒い石が「試金石」という名前なのです。
この石の役割は、金(きん)の価値を確かめるためにあります。
偽物なのか、本物なのか、どのくらい価値がある金なのかという判断するために使われていました。
金には純度があり、「10k〜24k」試金石を利用することによって、価値の判断をしていました。
試金石という判断基準をする黒い石が由来となって、「◯◯が試金石となるだろう」という言葉が生まれたのです!! 言われてみると、「試す金の石」と書くので、文字とおり「試金石」ですよね。
こうやって語源・由来を知っておくだけで、これまでは難しいと感じていた言葉も、簡単に理解できるようになりますよね。 人に説明するときも、語源さえ理解をしておけば簡単かつ得意げに教えることができますね(^O^)b
やはり、知は力なりです!!
試金石の類語
試金石の類語、慣用句などをいくつかご紹介します。 類語をチェックすると、言葉の意味をより関連付けて記憶することができるので便利です。
ものさし、基準、規格、準拠、判断基準、スタンダード、基軸、標準、目安、標準尺度
このように、類語語をチェックしていくと「試金石」という言葉の意味を簡単に理解することができますよね。 関係している単語をチェックしていくというのは、すごく人間にとっては理解の手助けになります。
私もしらない言葉に出会ったら、Wikipediaでくわしい意味を確かめる前に、関連語や類義語を先にチェックすることが多いです。 そのほうが、自然と頭に説明がはいってくるためぜひ真似してみてください(^O^)
まとめ
日常会話では、あまり試金石という言葉は使わないかもしれません。 しかし、語源を理解しておけば簡単ですごく便利な言葉であることがわかりますよね。
私の場合は、毎日の行動をどれだけ具体的に達成できるかが、今後の人生を占う試金石であると思いながら生きています!
私が尊敬しているスタジオジブリの宮崎駿監督が、「堪える限りの力を尽くして生きる」という言葉を使っていたのですが、すごく素晴らしいフレーズだなとおもいました。 まさに、宮崎駿監督にとっては、「堪える限りの力を尽くして生きるる」ということが、人生における1つの試金石であるということですね!
最後までご丁寧にお読みくださりありがとうございました!!