「お陰様です」という言葉は私たちに馴染みがありますが、本当の意味や由来などはボンヤリとしかわからないですよね。
このページでは、「お陰様」という言葉の由来や意味、例文などをわかりやすく解説していきます。
1度読めば、あなたが生きている限りずっと役に立つ知識をたったの2分でマスターすることができます!
ちなみに、「おかげさま」という言葉は仏教から生まれたことを知っていましたか? 由来を知っておくだけで、明日から「おかげさまです!」という言葉を使うのが楽しくなりますよ(*^^*)b
すぐに読める目次
お陰様ですの意味
「お陰様です」の読み方は、「おかげさまです」
人に助けてもらったり親切なことをしてもらったときに、感謝の気持を示す言葉として使われている。
一般的には、漢字ではなくひらがなで「おかげさまです」と表記される。
他人以外にも、神や仏、運などに感謝するときの気持ちとしても「お陰様です」という言葉が使われています
陰様に「御(お)」をつけて、「御蔭様です」と表現することもある。
つまりは、感謝をする気持ちを表した言葉なのです♪ 「ありがとう」「感謝しています」といったように、「お陰様で目標を達成することができました」という気持ちを表明するときに使われる言葉です。
お陰様ですの語源と由来
お陰様ですの語源は仏教に由来しています。
「お陰」というのは仏教における助けや加護を意味します。 仏さまや、他人様(ひとさま)のお陰によって今日も幸せに生かされていることに自覚して感謝する気持ちとして使われます
「*加護(かご)とは、神仏が力を与えてまもり助けること。」
例えば、受験勉強に専念をして大学に合格できたとしても自分1人の力だと勘違いするよりも、その陰(かげ)には、両親の金銭的な援助、信頼できる友達の影響などがあり、大学合格という目標を達成することができたと考えることができれば、自然と「お陰さまです」という感情がポッとわきでてきます。
「おかげさま」という言葉は他人から強要されるものではなく、「あ、自分の生活は満ち足りているな」と気がつくことで自然と湧き出る感情です。 私は豪華ではなくても、衣食住が安定していると 「お陰さまだな〜。もっと本気で生きよう!」という気持ちになります(*^^*)b
「お陰様です」は嫌味な言葉ではない
現代人は、「お陰様で」という言葉を嫌味(いやみ)だとおもっている人もいます。 しかし、ここまで読んでいただければわかるように、それは間違いなのです。
「おかげさまです」を悪い意味として理解しているひとは、単なる教養不足であるため、ときには勘違いで相手を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
テレビドラマなどで「おかげさまで!」と嫌味っぽくセリフを言っている登場人物などがいるため、そういったイメージが強くなっている可能性もありますね。
「おかげさまです」は自分から自然とでる感謝の気持ちです
「お陰様です」は一般的にはひらがなで使われる
「お陰様です」には、4種類のパターンがあります。
一般的には、「ひらがな」で表記されることが多いです。 すべて漢字にすると、あまりにも堅苦しいですし、1番困るのは読みにくいことです(笑)
言葉でたいせつなのは、相手にしっかり伝えることなのですべて漢字にするのは控えたほうが無難です!
お陰様ですの例文
例文をいくつかご紹介します。
◯◯さんが専門家を紹介してくださったおかげさまで、無事に問題を解決することができました。
お陰様で、弊社は売上を前年度比120%を達成することができました!
おかげさまで無事にケガから回復することができました
お陰様で今日も元気に仕事をすることができています
弟のお陰さまで筋トレにチャレンジする勇気を持つことができました
みなさまのおかげを持ちまして幸せな送別会にすることができました
相手・場・運・出会い・ご縁などに感謝をするときにわき出る言葉なので、使うほうも、言われた相手もほっと心が温かくなるような素敵な言葉ですね(^O^)b
「おかげさまです」は敬語なので目上にも使える
おかげさまです!という言葉は敬語なので目上の相手にもつかうことができます。 私も、取引先やいつもお世話になっている先生などに対して使うことがあります。
そのときに気をつけているので、「言葉足らずにしないこと」です。
使い方としては、「◯◯さんのお陰さまで、今年も順調に事業規模を伸ばすことができました」というように、「お陰さまで◯◯でした」と言葉を付け加えるだけで非常にていねいで、やさしい言い方になります(*^^*)
お陰様ですの類語
類語をいくつかピックアップして紹介していきます。
後援、ご支援、お引き立て、後ろ盾、お陰様、お陰
「お陰様です」を別の言葉で言い換えるならば、「◯◯さんのお力添えがあってこそ」「◯◯さんのご援助があったからこそ」という表現をすることができます

まとめ
「おかげさまです」という言葉は、普段なにげなく使っていましたが由来・語源・意味をしっかり理解することによって、すごく感じ方も変化しますよね。
私は、この言葉をたいせつに、たくさん使えるような人生にしていきたいなと思いました。
実は、仏教が由来になっている日本語っていくつもあるんですよ! 例えば、「大丈夫」ということばだったり、「超すごい」の「超」は仏教用語だったりします(笑) 意外と身近になっているので、おもしろいですよね〜。
