言葉の意味と由来

【二枚舌の意味!】使い方を例文や類語でわかりやすく解説!

二枚舌(にまいじた)とは、矛盾したことを言うこと、うそつきという意味があります。

このページでは、「二枚舌」の意味、使い方、例文をわかりやすく説明しています。

たった1度読むだけで一生つかえる知識が2分でマスターすることができます!!

ちなみに、二枚舌(にまいじた)とは仏教の教えが語源となって生まれた言葉ということを知っていましたか? 言葉の由来もあわせてわかりやすく解説しているため、参考にしてくださいね(*^^*)b

「二枚舌」という言葉がいかに悪いことで、危険なのかがスッキリ理解できます♪

二枚舌の意味

読み方は、「にまいじた」

二枚舌 意味

【意味】前後矛盾したことを言うこと、うそをつくこと

発言が二転三転すること
言っていることがコロコロ変わること。

(例)あの人は二枚舌だ。毎回言っていることが違う

二枚舌とは、わかりやすくいうならば「うそつき」「コロコロ言っていることが変わる」という人のことを指します。

会社の上司は、翌日になると昨日と別のことを指示してくる二枚舌である

二枚舌は信用されないどころか、最終的には相手にされなくなる

彼は二枚舌が原因で妻にフラレて会社をクビになった

このようにウソつきな人、発言が二転三転して毎回矛盾しているようなテキトーな人のことを、二枚舌(にまいじた)といいます。

二枚舌の使い方

二枚舌という言葉の使い方は、以下のような状況において利用することができます。

・あの人は二枚舌である
・二枚舌を使う人とは関わらない
・二枚舌には気をつけよう
・二枚舌を使う人間は不誠実だ

相手にも、自分にも使える便利な言葉です。 他者にたいしては、「二枚舌を使う」というように使うことができる。

「二枚舌」を使った例文

いくつか例文をご紹介します。 例文を読むメリットは、「二枚舌」の使い方を理解しやすくなるという点があります。

二枚舌の営業マンにだまされてお金を使ってしまった
人間は信用が命。二枚舌は信用を失ってしまう最大の原因である
元カレと別れた原因は彼の二枚舌にウンザリしたからだ
社会人になったら二枚舌を使う人間とは距離をとるべきである
八方美人は二枚舌を使うこともあるため注意しよう
二枚舌になってしまう原因は自信の無さや問題の先延ばしである

二枚舌(にまいじた)は諸悪の根源であることがわかりますよね(笑) 「嘘から出た真」という言葉もありますが、99.999%は「ウソは自分を不幸にして、相手を傷つける」ということを頭に入れておかないといけないですね(*_*)

こうして言葉を勉強すると、「自分が1番気をつけなければいけない..」と姿勢をビシっと正される感覚になるため、非常に役立っています(*^^*)

二枚舌の類語

類語、関連ワードをご紹介します。 類語をチェックすることで、「二枚舌」という言葉を記憶に定着させやすいメリットがあります!!

二枚舌 類語

二転三転する→話がすぐに変わる
嘘つき→うそをつく人
コロコロ変わる→状況がすぐさま変化するさま
筋が通らない→矛盾しているさま

二枚舌はまさに、ダブルスタンダードと表現することができますね。 ダブルスタンダードとは、二重基準という意味で、「自分が有利になる情報は出すのに、不利になる情報は隠したり、別の基準を持ち出すこと」を指す。

(例)大阪のおばちゃんは平気で男子トイレに侵入してくるが、女子トイレに男が入ってくるとブチ切れる

↑このような状態がダブルスタンダードの例になります(笑)

二枚舌が「言葉でウソをつく」のに対して、ダブルスタンダードは、「行動や立ち位置、考え方」などに使われます。

どちらも矛盾している状態でつかわれる言葉です。

個人的には、類語で「口は災いの元」という言葉がおもしろいな〜とおもいました。 意味は、「不用意な発言は悪いことを引き寄せてしまう」というもの。

個人的には、口や舌(ベロ)にかんする日本語には、戒めをこめた言葉がたくさんあるので、おもしろいと思うと同時に、気をつけなければいけないなという意識が芽生えました(^^)

二枚舌の語源・由来

二枚舌(にまいじた)の語源は仏教にあります。

二枚舌 語源・由来

仏教には「十悪(じゅうあく)」という教えがあります。

その中の、「両舌(りょうぜつ)」という口による悪さを意味する言葉が由来となり、二枚舌という言葉が生まれたと考えられています。

ちなみに、両舌とは両方(または両者)にそれぞれ別のことを言って、ウソをついたりあざむくことです。

つまり意味としては、二枚舌といっしょです。

二枚舌の語源は、仏教の十悪(じゅうあく)の両舌(りょうぜつ)が由来となっておりました!!

ちなみに、十悪(10種類の悪いこと)にはこのような段階があります。上から順番に悪いことであるという意味がある。

1.殺生
2.偸盗(盗み)
3.邪淫(よこしま)
4.妄語(うそいつわり)
5.両舌(二枚舌)
6.悪口
7.綺語
8.貪欲
9.嗔恚(怒り)
10.愚痴

このように、1番上の殺生(殺し)がもっとも悪いこととして教えられています。

仏教用語(ぶっきょうようご)は日常のあらゆる場面に存在しているので、語源と由来をしっておくとすごくおもしろいですよ。 ちなみに、「よこしまな気持ち」や「盤石」という言葉も仏教から由来しています。

【よこしまの意味】よこしま(邪)な気持ちはどんな状態?例文で解説

【盤石の意味は?】使い方や語源などを例文をつかって解説!

まとめ

日本語には、「口や舌」に関する言葉がたくさんあります。 ことわざなどでも、悪い意味や注意喚起をうながすものが多いですよね。

個人的には、「舌先三寸(したさきさんずん)」ということわざも、勉強になりました。

舌先三寸とは、「口先だけで心や中身が伴っていないこと」という意味があります。 いわゆる、「口だけ人間」「二枚舌」「うそつき」ということになります(笑)

似ている言葉として、八方美人(すべてに対していい顔をする)がありますが、自分の心や感情にウソをついて、相手をダマすという行為は、最低であり、誰も幸せにならないよという教えがありますね。

実際に、ウソをついて幸せになったり、相手が喜ぶことなんて99,9%ないですよね。 いつかウソはばれるし、二枚舌は自分の信頼を落とすはじめの一歩となります..。

これほど、様々なことわざで「ウソはダメ」という教えがたくさんあるので、今後も引き続きウソとは無縁の正しい人生をお互いに生きていきましょうね♪

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!!