「餅は餅屋(もちはもちや)」とは、「餅は餅屋がついたものが1番おいしい。その道のことはやはり専門家が1番であるというたとえ」という意味です。
わかりやすく表現するならば、「その道の専門家が1番である」という意味でつかわれることわざです!
「餅は餅屋」について、「意味・使い方・例文・類語・似ていることわざ」をわかりやすく解説しました!
知っているようで理解していないことわざの意味をしっかり理解しておくと、日常の会話でも使えるし、あたらしい教養が身につくのでぜひ参考にしてください!
ちなみに、「おもち」は日本発祥の食べ物ではありません! 縄文時代に稲作といっしょに東南アジアから伝来してきた食べ方なのです(^O^)b
「餅は餅屋」の意味
読み方は、「もちはもちや」
- 【意味】餅は餅屋がついたものが1番おいしい。その道のことはやはり専門家が1番であるというたとえ
(例)家電の修理を自分でやってさらに悪化させてしまった。やはり餅は餅屋である
意味は、「専門家に任せるのが1番である」というもの。
おもちを素人がついても美味しいけれど、やはりプロには敵わないという状態で使われることわざです。 「素人よりも専門家のほうが達者・上手」であるという状況に置いて使うことができます!
「餅は餅屋」の語源と由来
「餅は餅屋」の使い方
使い方としては、以下のようなシチュエーションで利用可能です。
- ある分野に知識や経験がないとき
- 挑戦したけれどダメだったとき
- 効率化したいとき
- 言い訳として使うとき
- あらためて痛感するとき
このように様々な状況別に使えることわざなのです。 例えば、パソコンにくわしくない人が「新しいパソコンを購入する」という状況であれば、「自分で決めるより餅は餅屋だから、家電量販店の販売員に聞いてみよう」というように使うことができる。
また、効率化をしたいときは、「冬のタイヤ交換は寒くて苦手だからガソリンスタンドでやってもらおう」という使い方ができます。
自分でやるよりも早いから、餅は餅屋ということわざを用いるケースが多いです。
「餅は餅屋」の例文
例文をご紹介します。
- 勉強をするときは独学よりも専門家にアドバイスをもらって学んだほうが効率がよい。やはり餅は餅屋だね
- 自分で資格取得のために学習をしていたけどむずかしい。餅は餅屋というしプロの教材を参考にしてみよう
- 自分では精一杯やってみたけどダメだった。やっぱり餅は餅屋にまかせるべきだった
- 一流の寿司職人の握る寿司は芸術品のように美しい。あらためて餅は餅屋であるとおもった
- 英語は日本人よりアメリカ人のほうが上手である。餅は餅屋というでしょ?
- プログラミングに挑戦してみたがサッパリ理解できない。現役プログラマーに質問してみたらおどろくほどわかりやすい回答をもらうことができた。やっぱり餅は餅屋だね
- 哲学書を読み、1ヶ月悩んでも分からなかったことを2000年前のアリストテレスが解決していた。餅は餅屋とはこのことか。
このように、「その道の専門家が1番である」という意味で使うことができます。 私もつい先日、「もちはもち屋」という体験しました。
「5G」について学んでわからないことがあり、詳しい友人に聞いたら素人でもスッキリわかるような答えをもらったとき、
やはり餅は餅屋だわ〜と感動しました(笑)
お餅は縄文時代(後期)に稲作といっしょに日本に伝来しました。(約2000年以上も前)
その当時は、現在のおいしい品種改良されたお米ではないため、色は赤っぽく、ねっとり・もっちりとした感触だったそうです。
弥生時代に、お正月でなじみの鏡餅の文化が生まれたと言われています。
鏡餅の発祥は日本です♪
「餅は餅屋」の間違った使い方
「餅は餅屋」を誤用しているパターンをご紹介します。
- 当たり前・当然だという使い方
餅は餅屋に、当たり前である。当然であるという意味は含まれていません。 正しい意味は「その道の専門家が1番である」というものなので、誤用しないようにご注意ください。
「餅は餅屋」の類語
「餅は餅屋」の対義語・反対語
「餅は餅屋」の反対の意味になることわざをご紹介します。
- 猿も木から落ちる
- 「意味」その道にすぐれた者でも、時には失敗することがある
木登りが得意なおさるさんでも、時には木登りに失敗してしまうさまから、その道のプロでも失敗やミスはするという意味がある。
- 一流のプロ野球選手とはいえ、簡単なプレーでも思わぬミスをすることがある。まさに猿も木から落ちるというやつだ
- いくらプロでもパーフェクトではない。猿も木から落ちるというくらいだから完璧は存在しない
「餅は餅屋」の反対のことわざとして「猿も木から落ちる」があります。 「サルとモチ」おもしろい組み合わせですね(笑)
- 左官の垣根(さかんのかきね)
- 「意味」左官職人(壁や床を塗る人)が垣根(植物で造る仕切り)を作っても上手くいくはずがないというたとえ
左官の垣根(さかんのかきね)とは、自分が得意とする専門分野以外では活躍できない・上手にできないという意味があります。
力が強くて筋肉マッチョのボディビルダーが格闘技をやったとしても、活躍できるかは別の問題ですよね。 こういったのが「左官の垣根」といいます
謙遜するときの言葉としても使うことがあります。