四字熟語の解説

【満身創痍の意味は?】使い方や例文をわかりやすく説明!

満身創痍(まんしんそうい)とは、「全身傷だらけである」という意味です。

とてもむずかしい漢字なので、意味もぼんやりとしか理解していない四字熟語というイメージがありますよね。

このページでは、「満身創痍」をやさしく徹底的に解説をしています♪

「満身創痍(マンシンソウイ)」の意味、使い方、例文、類語、をわかりやすく説明しているので参考にしてください。

満身創痍の意味

読み方は、「まんしんそうい」

満身創痍 意味

【意味】全身傷だらけであること。
徹底的に非難を受けること。手ひどくいためつけられること。

(例)横綱は両ヒザのケガをして満身創痍だが優勝をした

満身創痍「まんしんそうい」という四字熟語は、とてもむずかしい漢字を使うため、意味もぼんやりとしか理解されていない言葉ですよね。

実際に拡大をしてみると、このような四字熟語になります。

☆満身創痍の拡大画像

満身までは一般的ですが、「創痍」という組み合わせの漢字は日常ではつかわないですよね(笑)

ちなみに、前後で意味があるため、2つに満身創痍という言葉を分けるとこのような意味があります。

満身(まんしん)→体中、全身
創痍(そうい)→手ひどく受けた損害

こうして四字熟語を分解してみると、意味がすんなり理解しやすくなりますよね!!

満身創痍=全身傷だらけであること

タオルちゃん
タオルちゃん
スポーツ選手もベテランになるとケガが多くなり、満身創痍だよね
トリ
トリ
満身創痍でも戦う姿はまさにプロだよね

このように、スポーツ選手がケガを抱えている状態を、「◯◯選手はすでに満身創痍」という使い方をします。

満身創痍の使い方

満身創痍(まんしんそうい)はあらゆる場面で使われる四字熟語です。

私たちが1番耳にするのは、スポーツニュースやスポーツの生中継かもしれません。

日本ラグビーワールドカップでも、後半戦になると日本の選手たちが疲労やケガなどを抱えて、必死に戦っている姿を、アナウンサーが 「日本は自分たちより体の大きな相手に正面からぶつかり、満身創痍ですが、まだ必死に得点を稼ぐために全力を尽くしています!!」

このような熱のこもった実況中継を聞いたことがあるかもしれません。

「ケガ」「精神的なプレッシャー・重圧」「病気」などの状態を抱えているスポーツ選手などに、満身創痍という四字熟語が使われる。

満身創痍の例文

いくつか例文をご紹介します。 例文を読むことにより、「満身創痍」という言葉の意味をすんなり理解できるメリットがあります!!

大相撲のベテラン力士の安美錦が満身創痍で引退した。引退後は親方になるそうだ
満身創痍にも関わらず、ボクサーは最後の最後まで気力だけで戦う姿にすさまじい気迫を感じた
芸能界で理不尽にバッシングされたモデルは満身創痍になり、休業することになった。とても気の毒である。
連日のデスマーチにより満身創痍だが、あと3日間は耐え抜かなければならない
満身創痍のときは、何よりも休息が必要である。絶対にムリをしてはいけない。
満身創痍になるまで追い込むことは素晴らしいが、人間は継続が命。しっかり栄養と睡眠をとって回復に専念しよう
タオルちゃん
タオルちゃん
にゃるほど〜。こういう状況で「満身創痍」が使えるんだにゃ
トリ
トリ
タオルちゃんは満身創痍になった経験はある?
タオルちゃん
タオルちゃん
あるわけにゃい

満身創痍は病気と関係ある?

結論からいってしまうと、満身創痍は病気にも使われることばです。

その理由として、

満身創痍(まんしんそうい)という四字熟語には、精神的
な痛み、重圧、プレッシャー、苦労などのニュアンスも含まれているからです。

例えば、「大企業の社長は世間からのバッシングにより満身創痍である」というのは、激しく非難されて精神的に痛み、参っているという状態であるときに使われます。

病気も同じように、病気による不安・痛み・辛さ・悲しさなどは満身創痍であると表現することができます。

よくある間違いとして、以下のような使い方は誤用です。

体がケガで満身創痍である

満身創痍である

「満身創痍」の満身が「体」という意味があるため、意味が重複してしまうので気をつけてください。 「頭痛で頭が痛い」というような、同じ意味が重なってしまうおかしな日本語になります。

誤用に気をつけてくださいね!!

満身創痍の類語

「満身創痍」の類語、似ていることわざをご紹介します。

満身創痍 類語・ことわざ

【疲労困憊(ひろうこんぱい)】_疲れ切った様子

【衰弱】_ひどく弱って活力を失うこと

【体力消耗】_著しく体力を減らしてしまうこと

【残息奄々(ざんそくえんえん)】_呼吸するのがやっとで、いまにも息絶えそうな状態

【へとへと】_疲れ切って体に力がなくなっていくさま

満身創痍(まんしんそうい)の類語は基本的に、人間の活力が激しく奪われている状態が多いです。

対義語としては、

【意気軒昂(いきけんこう)】 意気込んで奮い立つ様子

【元気溌剌(げんきはつらつ)】 健康で生き生きしており活力が盛んな様子

【闘志満々】 闘志が身体中に満ち満ちているさま

対義語は、ものすごくエネルギッシュで活力があると文字からもわかるくらいに勢いがあります!!

満身創痍の語源・由来

たっぷり調べてみましたが、満身創痍の語源と由来はないそうです。 そのまま意味として、「体が傷だらけである・徹底的に避難されること」といった肉体・精神的にダメージを受けているさまと状態です。

四字熟語にはハッキリとした語源・由来がないものが多いです。

人間が生活をしていくなかで、自然と生まれたりすることがあります。 中には、中国などのアジアや仏教という宗教から生まれる四字熟語などもあります。

まとめ

以上が、「満身創痍」という四字熟語の解説になりました!!

できれば、私たちは日常生活で満身創痍になる状態を避けて、いつも健やかに過ごしていきたいですよね(¯―¯٥)

そのためには、適切な休憩と、精神的にダメージを追わないためにムリはしないこと。 これが鉄則となります!

スポーツ選手が満身創痍になるのは、本人が職業として最後まで本気でやり遂げたいからという意思があるため、必ずしもネガティブな状態ではないのかもしれません。

とはいえ、どのような職種であれ健康第一であることは変わりませんけどね(^O^)b

この記事を読んでくださっているあなたが、健康で安全な暮らしができますようにと、陰ながら祈っております。 それでは最後までお読みいただきありがとうございました!!