こんにちは! 漢検1級にチャレンジ中のタオルです♪
この記事では、「小一時間(こいちじかん)」という言葉の意味・使い方・類語をわかりやすく徹底的に解説しました!
結論からいってしまうと、「小一時間」とは、「1時間ほど、1時間よりもやや少ないくらい」という意味になります。
なんとなく知っているようで線引が1時間以上のことなのか、それとも1時間未満なのかハッキリしない表現ですよね。
似ている言葉に、「1時間弱」と「1時間強」という表現があります。 こちらは何分くらいなのか、も合わせて解説しています。
社会人やビジネスの現場などではよく使われる表現なので、意味をハッキリと理解しておきましょう!
すぐに読める目次
「小一時間」の意味
- 1時間ほど
- ほぼ1時間に近いが1時間よりもやや少ない
小一時間を何分かと質問されると、その答えは明確に決まっているわけではありません。 おおよそ、50分〜ほどが小一時間といわれています。
ただし、1時間に近いが、1時間とりも多いということではないため、人によっては55分から〜59分59秒くらいを小一時間とかんがえているかもしれません。
とはいえ、ハッキリとは決まっていないため、「約60分ほど」という認識でOKです!
「小」とは、ほぼその数値に近い数のこと。という意味がある。
ちなみに、似ている言葉に、「1時間弱(いちじかんじゃく)」と「1時間強(いちじかんきょう)」というものがあります。
この違いをごぞんじでしょうか。 そちらも合わせてわかりやすく解説していきます!
「「1時間弱」は何分?
1時間(60分)までは行かないけど、1時間に近い分数のことを1時間弱といいます。
よくある間違いとして、1時間弱を「1時間+数分」と勘違いするケースがあります。
こちらは間違いなので注意してください。
「1時間弱とは、1時間よりもやや少ないこと
「「1時間弱(いちじかんじゃく)」は何分?1時間よりも短い?
「1時間強」は何分?
1時間強とは、「1時間+数分」ということになります。 65分や70分くらいを1時間強と表現することもあります。
「小一時間」の使い方
使い方や言い回しは以下のようになります。
「小一時間」の例文
例文をご紹介します。
- 小一時間もしないうちに雨がやんだ。
- 小一時間ほどでお米が炊ける。
- 小一時間くらい待てば彼女の機嫌はなおる。
- 腹が立つので本人に、小一時間問い詰めたい気分だ。
- 小一時間程度の読書習慣でも継続すれば成長できる。
「小一時間」の類語
- ほぼ1時間
- だいたい1時間
- 1時間くらい
「ほぼ」「わずか」「ちょっと」の意味
小一時間(こいちじかん)は、文字だけみるとどのくらいなのかハッキリわからないですよね。 日本語には、ニュアンスがわかりづらい言葉がたくさんあります。
その中でも、「ほぼ」「わずか」「ちょっと」という表現は人によって感じ方が変化しますよね。
たとえば、「ちょっと寝坊した」という表現は、5分くらいなのか、30分なのかによってまったく印象が異なりますよね(笑)
それぞれの違いと意味をわかりやすく解説していきます!
「ほぼ」→おおよそ、だいたい
「ほぼ」は、おおよそ・だいたいという意味になります。 漢字で書くと、「略(ほぼ)」となります。
「ほぼ」は、全部、あるいは完全にではないが、それに近い状態のこととなるため、「ほぼ1時間」と表現するならば、60分にものすごく近いということになる。
「わずか」→きわめて少ないこと
「わずか」は、ほんの少し・きわめて少ししかないことという意味になります。
漢字であらわすと、「僅か(わずか)」となる。
(例)マラソンの世界記録更新まで”わずかに”及ばなかった。
「ちょっと」→時間がわずかであるさま
「ちょっと」は、程度や時間がわずかである様子のことです。 つまり、意味は「わずか」と同じです。
ちなみに漢字で表現すると、「一寸」「鳥渡」となる。 こちらは当て字なので、一般的にはひらがなで表現されます。
「小一時間」の英語表現
「小一時間」は英語で「about an hour」と表現します。 きっちりとした正確な時間の英語表現は以下のようになります。
- 1時間→「one hour」「an hour」
- 1時間半→「one hour and a half」
- 2時間→「two hours」
- 3時間→「three hours」
英語で「1時間待ってください」は、「Please wait for an hour.」と表現します。
まとめ
「小一時間(こいちじかん)」って耳にしたことがありますが、あんまり使ったことがない日本語だとおもいます。 なんとな〜く意味はわかるけれども、ハッキリとしたことがわからない日本語ってたくさんありますよね!
改めて、ビミョーなニュアンスの違いをしるたびに日本語はむずかしいなとおもいます(´・ω・`:)
例えば、「雨」は日本語で表現すると400以上あるといわれています(笑) それに対して、英語はシンプルに1つ。
こうして考えてみると、日本語はいかに繊細で多方面な表現があるか実感しますよね。 シンプルな英語もステキですが、深みのある日本語の良さも大人になればなるほど身にしみます..
…それでは、最後におさらいしていきましょう!
以上になります。 最後までお読みいただきありがとうございました!! あなたの1日が素敵な日になりますように♪