違和感(いわかん)とは、「しっくりこない感じ」「ちぐはぐに思われること」という意味があります。
「違和感」という言葉の意味・使い方・類語・例文・英語をわかりやすく解説しました!
たった1度読むだけで一生使える教養が2分で身につきます♪
ちなみに、「違和感を感じる」というのは二重表現(頭痛が痛い・危険で危ない)だとおもいますか? ・・・結論としては二重表現ではなく「日本語として正しい」と言えるそうです。
その理由もくわしく解説をしているため、ぜひ参考にしてください♪
すぐに読める目次
違和感の意味
読み方は、「いわかん」
- 【意味】しっくりしない感じ
- 【意味】ちくはぐに思われること
(例)朝起きたらヒザに違和感を感じた
(例)恋人の言い訳に違和感を覚えた
違和感(いわかん)という言葉は、日常生活でひんぱんに使っている言葉ですが、あらためて漢字を見返すとちょっとややこしそうなイメージがしますよね。
何かしらに対して、「しっくりこない感じ」を違和感があると表現します。
「違和(いわ)」の意味
「違和(いわ)」とは以下のような意味があります。
- からだの調子が崩れること
- 周囲の雰囲気にあわないこと
「違和感を感じる」は二重表現ではない
ところで、「違和感を感じる」というのは二重表現になっていると思いませんでしたか?
二重表現とは、「頭が頭痛で痛い」や「危険で危ない」という意味が2つ以上で重複している言葉のことです。
国語辞書などでしらべてみましたが、「違和感を感じる」という表現は間違いであると記載されているページはありませんでした。
言葉のプロによると、「100%正しい、100%間違いであるとは言えないが、日本語として二重表現ではない」という考え方が一般的だそうです。
違和感の「感」は「◯◯な感じ」という意味で使われるため、
「違和感を感じる」という表現は間違いではありません。
「違和感を覚える」は日本語として正しい
違和感を覚えるという表現は、日本語としては正しいです!
「覚える」という言葉には、「感じる」という意味も含まれています
違和感の使い方
違和感とは、あらゆる対象物に対して使うことができます。
- 人の表情や発言
- 場の雰囲気
- 身体
- 思考
- 味覚
- 感覚
あくまでも主観的な感覚になるため、どのような場面においても使うことができます。
例えば、料理を作っているときに味見をして、「なにか違和感がするな〜」と感じることもあるでしょう。
これから例文をご紹介するので、違和感の使い方を参考にしてください(^O^)b
「違和感」の例文
それでは例文をご紹介いたします。
- 恋人の言動に違和感を覚えたので問い詰めたら浮気をしていた
- 朝起きて体調に違和感を感じたので熱を測ったら38度あった
- 久しぶりに実家に帰省すると違和感を感じた。原因はカーテンの色だった
- 隣のクラスの教室に違和感を感じたら案の定、先生が説教中で生徒が静まり返っていた
- ファッション誌に掲載されているコーディネートに違和感を覚えた
- 違和感を感じた原因を考えてみたけど結局わからなかった
私も朝目が覚めて、体調に違和感を覚えるときは、「原因はなんだろう?」とひたすら考えたりします。 でも、たいていの場合は寝不足だったり、気の所為だったりします(笑)
違和感というのは、あくまでも「しっくりしない感じ」という意味になるため、必ずしも何かがおかしいというわけではないのです。
「違和感」の類語
違和感の類語をご紹介します。
- 不一致
- 疑いの念
- 疑問視
- しっくりこない
- 引っかかる
- 漠然としない
- モヤモヤする
- なにかおかしい
- 腑に落ちない
- 釈然としない
- 変な感じがする
- 怪しい
- 漠然とした疑問をもつ
- 不自然である
類語を比較してみると、「全体の調和が取れていない」という意味がある言葉が多いですね。 どこかぞわっとするホラーっぽい雰囲気のある言葉ですよね。
「あれ、この病院何か様子がおかしいぞ..」というフレーズはよくホラー映画などで使用されますが、「わからないからこその怖さ」というものを感じますよね!
こうして「違和感」という1つの言葉を深堀りしていくだけで、人間の心理についても少しだけ理解できるので、やはり言葉を学ぶのはおもしろいですね(^O^)b
余談ですが、アメリカのホラー映画は「直接的な恐怖」で、日本のhラーは「間接的な恐怖」となっていることが多い。
アメリカはゾンビなどの目に見える敵が襲ってきたりしますが、日本はひたすら違和感がある演出が多めです。
最後までおばけの正体が見えないまま、周りにいる人が消えていったり、不自然な目に見えない違和感を利用した恐怖を上手に使っています
どちらも良さがありますが、個人的には日本ホラーの違和感のある間接的な演出が怖いと思ってしまいます(笑)
「違和感」の英語
違和感という言葉の直訳した英語は存在しないため、「手がおかしな感じがする」という英語をご紹介します。
「My hands feel strange.」
「目がへんか感じがする」は英語で「My eyes feel strange.」と表現できます。
「違和感」という言葉は日本語ならではの抽象的な表現になるため、英語だと別の言い換えになってしまいます。 日本には、雨を表現するだけで「400種類」以上もあると言われるくらいに繊細な感覚を持っている国民性です。
こうして、日本語と英語などを比較してみると、いかに日本語が深く多岐に渡る表現が多いのかわかりますよね! (もちろん、英語にも素晴らしい点はたくさんあります!!)
「異和感」は間違い
たまに、「異和感」と表現されることがありますが、こちらは誤用になります。 国語辞典にも意味はのっていないため、日本語として正しくありません!
間違えないようにご注意ください。 「異和感」
まとめ
- 違和感とは「しっくりこない感じ」
- 「違和感を感じる」は二重表現ではない
- 「違和」とは体の調子が崩れること
- 「異和感」は間違いである
それでは以上になります! 最後までお読みくださりありがとうございます。