「意外」と「以外」の意味の違いはハッキリとわかりますか?
答えは、「意外は、予想もしていなかったことであること」、「以外は、それを除いたほか」という違いになります。
発音は同じなのに、意味はまったく別物なのですごくややこしい日本語ではありますが、1度違いをマスターしてしまえば、一生迷うことがないため、今回で覚えてしまいましょう。
このページでは、「意外と以外」の意味や違い、使い分けの例文などを徹底的にわかりやすく簡単に解説しています。 ぜひ参考にしてくださいね♪
すぐに読める目次
「意外」と「以外」の違い
では、最初に「意外」と「以外」の違いを比較してみましょう。 どちらも読み方はおなじく、「いがい」
- 【意外】予想もしなかったことであること、思いのほか。
- 【以外】それを除いた、他の物事。
このような違いがあります。 わかりやすく表現するならば・・
・意外な展開にびっくりした
・関係者以外は立入禁止である
このように言葉として使い分けをすると、意味が全然違うことがわかりますね。 意外には予想外であるという意味がある。 そして、以外は「それを除いたほか」という意味がある。
「関係者以外立ち入り禁止」という表現であれば、「関係者を除いた他の人物は、立ち入り禁止です」ということになる。
「意外」の意味
読み方は、「いがい」
- 予想もしなかったことであること
- 思いのほか
「意外」の使い方
- 考えていたのとは違う状態
- 予想外のこと
- 思いがけないこと
このような状況や感情のときに使うことができる言葉になります。
「意外な◯◯」という言い回しの表現としては、このようなものがあります。
- 意外な結果
- 意外な事態
- 意外な原因
- 意外な正体
- 意外なにも
- 意外と知られていない
- 意外すぎる経歴
このように使いまわしはかなり応用が効きます。
「以外」の意味
- それを除いた、他の物事。
1番わかりやすい表現は、「関係者以外は立ち入り禁止」という言葉です。 「関係者以外は、誰も入ってはいけない」ということになる。
関係者以外という表現になるため、「関係者」を除いたその他すべてとなる。
「以外」の使い方
使い方としては、「◯◯以外」という表現で用いることができます。 日常会話などで使える言い回しをご紹介します。
- ◯◯以外は立入禁止
- ◯◯以外であれば食べる
- ◯◯以外は認められていない
- ◯◯曜日以外は営業している
- 私以外
- 年収300万円以外であれば可能
「以外」と「以内」の違い
「関係者以外は立ち入り禁止」
⇒関係者はOK、その他はNG
「年収300万円以内であれば申し込み可能」
⇒300万円まではOK
⇒300万1円からはNG
「以内」は含むという点がポイント!!
以内はすごくわかりやすいですね。 「身長180センチ以内」であれば「180センチまではOK、181センチからはNG」ということになる
しかし、「以外」はちょっと注意してください。 「180センチ以外」と表現すれば、「180センチを除く、その他すべて」ということになるため、「180センチ」は含まない。
ややこしいですが、1度覚えてしまえば使い分けは簡単になるのでぜひ覚えておきましょう。
「意外」と「以外」の使い分け
- 【意外】予想していなかったという意味で使う(出来事など)
- 【以外】それをを除いたほかという意味で使う(数字など)
「意外」の例文
「意外」という言葉を使った例文をご紹介します。
- 父が若い頃は髪の毛がフサフサだったという事実がものすごく意外だった。
- 上司が仕事終わりにジムで筋トレをしているのが意外であった。
- 意外に思うけれど、僕はこうみえて東大を卒業している。
- 話題の映画の結末が、意外な展開で終わりSNSで炎上している。
- アイスに賞味期限がないというのは意外と知られていない。
「意外」の類語
「意外」の類語をご紹介します。
- 思いがけない
- 予想外の
- 不意
- ひょんな
- 驚くべき
- 予期しない
- 思わぬ
「意外」の対義語
意外の対義語は、「意外⇔当然」となります。
当然(とうぜん)とは、そうなることが当たり前であること
「意外」の英語表現
英語では、「unexpectedly(意外に)」と表現します。 英文で使うさいなどに、覚えておくと便利な単語です。
「以外」の例文
「以外」という言葉を使った例文をご紹介します。
- 大卒以外は参加できない婚活パーティーに申し込んだ。
- 入居者以外は入れない共有施設がある。
- 私以外私じゃないの〜♪
- 僕は辛いもの以外は何でも食べる性格だ。
- 日曜日以外は基本的に働いている。
「以外」の類語
「以外」の類語をご紹介します。
- を除いて
- それ以外にも
- は別とする
- の他
- もう一方
「以外」の対義語
対義語は、「以外⇔以内」となります。
以外(いない)とはある限定された、空間・時間の範囲のうち。という意味。
「以外」の英語表現
以外は英語で「except for」「but」と表現します。 頻繁に使う単語なので、覚えておくと英会話で役立ちます!!
まとめ
おさらいしていきます!
- 「意外」は予想もしなかったことであること
- 「以外」はそれを除いたほか
- 使い分けに注意しよう
- 「意外」の類語は「思いがけない」
- 「意外」の対義語は「当然」
- 「以外」の類語は「それ以外」
- 「以外」の対義語は「以内」
- 意外の英語は「unexpectedly」
- 以外の英語は「except for」「but」
それでは以上になります。 最後までお読みくださりありがとうございました!! あなたの1日が素敵な日になりますように。