発破をかけるとは、「激しい言葉をかけたりして奮い立たせること」という意味があります。
別の言葉に言い換えるならば、「荒々しく気合いをかける」「叱咤激励(しったげきれい)」」などがあります。
体育会系の根性論的な側面もあるため、一概には効果のある応援の仕方とはいえない方法です。
そんな「発破をかける」について、意味・使い方・類語・例文・英語表現などをわかりやすく解説しました!
ちなみに、「発破(はっぱ)」とい言葉の意味は、「岩石などに火薬を仕掛けて破壊すること」です。 工事の手法の1つなのです。
発破をかけるの意味
読み方は、「はっぱをかける」 植物の「葉っぱ」ではないため、間違えないようご注意ください。 よくある読み間違いとしては、「はっぽうをかける」などがある。
- 激しい言葉をかけたりして奮い立たせること
- 気合をかけること
- (例)上司が部下に発破をかける
- (例)顧問が部員に発破をかける
発破をかけるとは、「激しい言葉や熱のこもったフレーズ」などで気合をかけることです。 荒々しさがあり、人によっては苦手と感じることもあるでしょう。 体育会系に多い気合のこもった掛け声や応援なども、発破をかけるに近い役割があります。
人によっては、「プレッシャーがかかり余計に辛くなる」というケースもあり、デメリットとなることもある。
発破(はっぱ)の意味
発破とは、岩石などに火薬を仕掛けて爆破させること
発破(はっぱ)とは、岩石などの巨大で硬いものや、船やマンションなどの人工物を破壊するときにつかわれる手法の1つです。
手作業で解体するよりも爆破したほうが、
早く物事が進むため、「発破をかける」という言葉には、奮い立たせるという意味が含まれたと考えられる
爆破(ばくは)とは、家・岩石・船などの物体や物質を破壊するという意味です。 「発破をかける」も荒々しく力技というイメージになります。
「発破をかける」の語源
語源は、先ほどお伝えしたように、「発破(はっぱ)」という行為から由来しています。
火薬を使って建物や岩石などを破壊するときの様子から、「激しい言葉をかけ、奮い立たせる」という意味として「発破をかける」という言葉が生まれたとかんがえられます。
脅し(おどし)という意味で、使われることもあるため、良いイメージばかりの言葉ではありません。
発破をかけるの使い方
使い方としては、他人や自分に対して「エール(応援)」もしくは、「勢いづかせる」ために使うことが一般的です。
- 自分に気合を入れ直すため
- 他人の気合を入れるため
- 他人にプレッシャーを与えるため
- 組織に喝を入れるため
- 流れを変えるため
意味としては、「激しい言葉をかけたりして奮い立たせること」になるのですが、使い方としては様々なパターンに別れます。
個人的には、良い発破の掛け方と、悪い掛け方があるとおもっています。
精神論や根性論だけではどうにもならない問題に対して、発破をかけても意味はないですし、プレッシャーを感じて潰れてしまう人もいるため、効果は諸刃の剣だとおもいます。
⇒【諸刃の剣の意味】使い方や例文をわかりやすく解説をします!
発破をかけるのは逆効果?
個人的には、発破をかけても効果が出るとは思いません。 あくまでもメリットもデメリットも存在する、諸刃の剣だと感じています。
激しい言葉で奮い立たせるのは、状況と場合によってはパワハラや言葉の暴力になるため、注意しなくてはいけない
発破をかけるの例文
例文をご紹介します。
- バイトのやる気がないので店長が発破をかけた
- 目標があと少しで達成するためチーム全体にリーダーが発破をかけて応援した
- 最近の若者に発破をかけても逆効果である
- 私は発破をかけられるとと余計にプレッシャーになってしまうタイプだ
- 「発破をしかける」というのはハイリスクハイリターンである
- 仕事が佳境に入ったので自分に発破をかけて取り組む
- 発破よりもやさしい言葉をかけてほしいと思う僕は小心者なのか
「発破をしかける側」「発破をしかけられる側」どちらも使うことができる表現です。 発破をかけるという行為はすごく気持ちがいいとおもいますが、掛けられた方はプレッシャーになったり、腹が立つこともあるでしょう(笑)
ですので、あくまでもデメリットが発生するため、エールを送る手段としてはやや荒削りで不器用な方法になっているかもしれません^^;
発破をかけるの類語
類語をご紹介します。
- 元気づける
- 勇気づける
- 言葉で応援する
- 叱咤激励(しったげきれい)
- 意欲を起こさせる
- エールを送る
- 脅し文句
- やる気を目覚めさせる
- 鼓舞する
- 目を覚まさせる
類語を比較していくと、「発破をかける」という言葉の意味を理解しやすくなりますよね! 私は、個人的な意見になりますが激しい言葉で奮い立たせるより、やさしい言葉のほうがやる気になります(笑) きっと、日本人はこちらのタイプが多いのではないでしょうか。
褒めて伸びるタイプか、叱られて伸びるタイプかによっても分かれるとは思います(^O^)b
発破をかけるの英語表現
英語で表現するならば、「My boss is pushing me to grow」と書くことができます。
意味としては、「上司が私に成長するようにと、発破をかけてくる」となる。
「発破をかける」は日本語ならではの言葉になるため、英語での直訳はむずかしいです。 発破を「Push(プッシュ)」と表現されることが多く、意味もかなり近い。
「Push(プッシュ)」とは、「押す」という意味がある。
ちなみに、英語で「発破工事」は「Blasting work(ブラスティングワーク)」と表現されます。 検索をしてみると、爆破工事などの画像が表示されます!
日常ではほぼ使うことがない英語ではありますが、教養として知っておくだけでも十分ですよね(^O^)b 知識は使うことも大事ですが、学ぶことに価値があります♪
まとめ
発破をかけるのも、かけられるのも個人的にはあまり好きではありません。 スポーツでは気合が入るかもしれませんが、仕事では冷静に応援されたほうが気合いが入ります(笑)
あなたは、どちらのタイプでしょうか。
それでは、おさらいしていきます!
- 「発破をかける」とは激しい言葉をかけて奮い立たせるという意味がある
- 「発破」とは岩石などを火薬で破壊すること
- 類語には、「元気づける」「叱咤激励」がある
- 「発破をかける」のは諸刃の剣である
- 英語で「Push」と表現する
最後までお読みいただきありがとうございました! あなたの1日が素敵な日になりますように。