四字熟語の解説

【反面教師の意味】使い方と例文をわかりやすく説明します!

反面教師(はんめんきょうし)とは、他人の悪いところを見て、自分の行いを正すという意味があります。

このページでは、「反面教師」という四字熟語をわかりやすく徹底的に説明をしています!!

使い方、例文、語源と由来、類語などをやさしくご紹介しているので、ぜひチェックしてください。

たった1度読むだけで一生使える知識を2分でマスターすることができるので、参考にしてくださいね。

ちなみに、反面教師と似ていることわざで、「人のふり見て我がふり直せ」というものがあります。 この2つの意味の違いはわかりますか? その答えも記事ですっきり理解できるように説明しています(¯―¯)b

反面教師の意味

読み方は、「はんめんきょうし」

反面教師 意味

【意味】悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。

悪い意味で手本となる人を見て、同じ道、同じミスをしないように反省するときに使われる

(例)お兄ちゃんはすぐ感情的に怒るから、僕は反面教師で冷静を心がけている

基本的には、悪いお手本に対して使われるため、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉と非常に似ています。

親が酒やタバコを好む人間であれば、子供は反面教師になり大人になってもお酒とタバコはしない人間になるということがありますよね。 これが、まさに反面教師です。

反面教師とは、悪い点、悪いお手本を参考にして自分は同じミスをしないように心がけるという意味がある。

反面教師の使い方

反面教師の使い方は、どのような年代の人に対しても使うことができます。

大学に入学して遊んでばかりいる同級生を見て、自分は反面教師でコツコツ積み重ねよう!!

↑このような状態が反面教師であり、悪い点を参考にして、「自分はどうするべきなのか?」と正しい行いをするための比較対象として利用することができます。

つまり、成功者の真似をすればより上手く物事が進み、怠けてばかりいる人間の悪いところを参考にして、反省をするという使い方をすれば、反面教師は最高の教材となります!!

こうして考えると、反面教師という言葉は、自分の周りにいるすべての人間から学ぶことができるようになる、魔法のワードですよね。

タオルちゃん
タオルちゃん
反面教師は相手をバカにする言葉じゃなくて、自分の行動を反省するために使えばいいんだね
トリ
トリ
人の悪い点を見て反省してさらに良くしていこうという気持ちが大事だよ

反面教師の例文

いくつか例文をご紹介します。 例文を読むことによって、「反面教師」の意味をすんなり理解できるメリットがあります。

親のネガティブな愚痴を反面教師にして、自分は他人には絶対に愚痴はいわない
反面教師の精神を大切にすると身の回りがすべて学びになる
過去の自分を反面教師にして、現在は1日1日を本気で生きている
スピード違反で捕まっている運転手がいた。反面教師で安全第一で運転しようときめた
過去にひどいことを言ってきた上司が大嫌いだが、反面教師として自分の学びにしよう
犯罪のニュースを見るたびに反面教師になり、自分は正しく生きて、身の回りの人間を幸せにしようと気が引き締まる
テスト前に遊んでいるAくんを判明教師として、自分はテスト終了まで1分で学習に時間を投資する
タオルちゃん
タオルちゃん
にゃるほど。自分を戒めるための言葉として使えるのね
トリ
トリ
悪いお手本を参考にして、自分は同じ過ちを繰り返さないための勉強になるんだよ!!

反面教師の類語・ことわざ

いくつかのことわざ・類語をご紹介します。 似ている言葉をチェックすると、記憶に定着しやすいメリットがあります!!

【人の振り見て我が振り直せ】→他人の良いところ、悪いところを見て、自らを正そうとすること

【人を以て鑑と為す(ひとをもってかがみとなす)】→人の行いを見て自分を正すこと

【他山の石(たざんのいし)】→他人のつまらぬ行動(行けない行為)も自分の人格を育てるきっかけとなる

【上手は下手の手本下手は上手の手本】→下手なひとは上手な人を真似て参考にするのは当たり前であるが、上手な人も下手な人から学ぶことがある

タオルちゃん
タオルちゃん
反面教師と似ていることわざがたくさんあるね
トリ
トリ
どれも、「他者から学べることはある」という意味だね
タオルちゃん
タオルちゃん
成長するためには欠かせないことわざだにゃ

ちなみに、「反面教師」と「人のふり見て我がふり直せ」は言葉の意味としてはかなり似ています。 しかし、1点だけ違うところがあるのです。

それは、反面教師は悪いお手本のみに対して使う四字熟語です。 「人のふり見て我がふり直せ」ということわざは、「良いお手本、悪いお手本どちらからも学び、自分を正せる」という意味があります。

これを覚えておけば、日常生活で使うときにすごく役にたちますよ(*^^*)b

反面教師の語源

反面教師(はんめんきょうし)の語源は、中国にあります。

中華人民共和国の建国者の毛沢東(もうたくとう)さんが、発案した言葉といわれています。

反面教師の語源と由来

組織で悪い行いをするもの、参考にしてはいけない人物は排除するのではなく、むしろ組織にそのまま留めておく。

そして、暇な職種につかせて昇給させずに、見せしめにしたと言われる。

他者は、そういった悪いお手本を参考にして自らの行いを正したと考えられる。

毛沢東さんいわく、「組織には一定の悪い行いをする人間は必ずいる」といい、それを上手に活用して、悪い人間を増やさずに組織を成長させるために利用したと言われています。

ことわざの諸説はあるようですが、毛沢東さんは1976年に亡くなっているため、つい40年前までは生きていた人物です。 ことわざや格言には、語源や由来が数千年前の都市伝説レベルの逸話が多いですが、この語源はかなり信頼性が高いといえます。

それにしても、反面教師(はんめんきょうし)の語源を知ると、毛沢東の懐の深さと、頭の良さが際立っていることがわかりますよね!! 普通のリーダーであれば追放したり、処罰を与えているはずです。

むしろ、反面教師として利用することで、残りのメンバーを行いをそれぞれ自ら正すために活用するなんて、素晴らしいリーダーですね。

反面教師は英語でなんていうの

反面教師の意味を英語でいうならば、「teacher by negative example」と表現することができます。

反面教師の意味は、「悪いお手本を参考にして、自分の行いを正す」ということになる。

「He is a good example of what not to do.」→彼はいい反面教師である。という表現もあるため、ぜひ覚えておけば便利ですよ(*^^*)b

まとめ

反面教師という四字熟語には、学びがふんだんに詰まっていますよね。

「反面教師」→悪い手本を見て、自らを正す

よくよく考えてみると、何をやるか、よりも何をやらないかのほうが簡単に決断してすぐに学びに変えることができますよね。

受験勉強でもおなじです。 どのような勉強法をするかよりも、日常で悪い習慣・ムダなことを1つでも減らしたほうが集中力は増えて、成績は上がりますよね(*^^*)b

具体的な例でいえば、「You Tubeは受験が終わるまで見ない」といったように、やらないことを先に決めた方が効率が良かったりします。

反面教師も、相手の悪いところを見てすぐさま自分は同じ道を辿らないように注意することができます。 本1冊読むより、反面教師から学んだほうが即効性のある学習ができることもあるかもしれませんね(笑)

自分を棚に上げず、他人から素直に学んでいける人間でありたいなとおもいました!!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)b

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