あなたは、大丈夫という言葉の使い方は正しく答えることができますか? ある調査によると、正しく正解できた日本人は100人中10名のみだったそうです。
「大丈夫」という3文字の単語ですが、意外とハッキリ意味を解説できる人って少ないですよね。
私も知っているようで、何もしらなかった人間なので意味を理解して「なるほどね〜」と納得できました!
この記事では、「大丈夫」という日本語の正しい意味と使い方、例文や語源などをわかりやすく書きました(*^^*)
1度覚えてしまえば一生モノの知識になるため、さくっと理解しておきましょう♪
大丈夫の意味について
大丈夫の意味を国語辞書でしらべてみると、こちらのような答えがでてきます。
あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
まちがいがなくて確かなさま。
goo国語辞書より
大丈夫の意味は、「安心できる」「しっかりしている」「間違いがない」「問題がない」というのが正しい使い方になります。
つまり、「YES!」や「NO!」という使い方は間違っているということ。 例えば、以下のような「大丈夫」は日本語としては間違っている例になります↓
(領収書はいりますか?)→大丈夫です
(明日は会社にこれる?)→大丈夫です
この使い方は、私たちは当たり前のようにやってしまっているけど日本語としては間違っている使い方になるのです。 「はい」や「いいえ」として大丈夫を利用するのは間違いなのでしっておくと賢くなれますよ!
正しい大丈夫の使い方は、
医師がアドバイスしてくれるなら大丈夫。
明日は朝5時に出発すれば大丈夫。
「問題なし」「心配がない」という意味でつかう大丈夫が正しいことを覚えておきましょう〜!
例えば、このような「大丈夫」はすごくフワフワしているため、「どっちやねん!!」と言いたくなることありませんか?
(ご飯のおかりはいる?)→大丈夫
例えば、遠慮して「大丈夫です」と言っているのか、ほんとうにいらないのかわからないことがあるとおもいます。 じつは、私も学生時代にともだちの実家でご飯をたべたときに、「おかわりはまだいる?」と聞かれて「大丈夫です!」と元気よく答えたことがあります(笑)
そのときに、「大丈夫ってどういうこと?遠慮しなくていいんだよ」、というふうに、わざわざ気をつかわせてしまったことがあります…。
大丈夫の間違った使い方と正しい使い方
「大丈夫」という日本語は間違った状態でつかってしまうと、相手に嫌われてしまったり、不快な思いをさせてしまうことがあります。
なぜなら、「大丈夫です」という言葉を「ノーサンキュー」という意味で使っていると相手を混乱させてしまうからです。
例えば、
レシートは大丈夫です
このときに使う大丈夫は、「ノーサンキュー(不要です)」というつもりで使用していたとしても、相手からすれば「大丈夫ってどっちなの??」という感情になることも。
ビジネスの場では、目上や相手先に「大丈夫」という抽象的な表現をするのはマナー違反になる可能性があります。
「大丈夫」という言葉は非常に抽象的で、正しく意味を理解しないまま使うと、「イエス」にも「ノー」にも使えるすごく便利な言葉になってしまうのです(笑)
よく、日本語を勉強しているアメリカ人が「大丈夫の使い方が多すぎてわからない」と困っているシーンをテレビで見たりしますよね^^;
大丈夫は、「ノーサンキュー」という意味ではなく、「問題ない」である
ちょっとしたニュアンスの違いによって、相手を混乱させてしまうこともあるので、大丈夫の正しい意味を知っておくとすごく便利ですよ!!
「大丈夫」を利用した例文
それでは、いくつかの正しい例文を紹介します。
このマグカップは90度まで大丈夫
明日までに予定を伝えてもらえば大丈夫だよ
7時までに出発すれば大丈夫?
先輩が一緒にいてくれるなら大丈夫!
警察が来てくれたからもう大丈夫だ!
大丈夫の意味は、「安心である」「問題がない」なので、例文を読みことによってさらに意味がすんなり理解できるはずです。
コーヒーのおかわりは大丈夫です
「必要ない」「いりません」という意味合いで使ってしまうと間違った意味になるので注意してくださいね!! あくまでも、「問題がない」「安心である」という意味が正解です。
あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
まちがいがなくて確かなさま。
goo国語辞書より
「大丈夫」の語源・由来は中国
大丈夫という言葉の語源・由来は中国の周(しゅう)の時代にありました。 いまからざっと3000年前の話になります(笑)
語源をわかりやすく説明すると、このようになります→
中国の周の時代では、長さの単位が「一丈(いちじょう)」で約180センチ前後を表していました。 このときの180センチという高さは、男性の平均身長であることから「男性のことを丈夫」と呼びました。
「丈」→180センチ、「夫」→男というそれぞれの意味があったそうです。 その後、日本に「大丈夫」という言葉が伝わり、徐々に意味や使われかたが現在まで変化してきました。 正しい意味としては、大丈夫=「心配ない、間違いがなく確か」ということになる。
約3000年前からの歴史によって、日本に伝わり使い方や解釈が変化してきました。 現在では、大丈夫を「YES・NO」として使うこともあるため、非常にむずかしい言葉になっていますよね(笑)
体調はどう?→大丈夫!!
体調はどう?→大丈夫..
文章であれば表現をちょっと変えるだけでどういった感情で答えているのかわかりますよね。 でも、実際に会話にすると理解するのが難しくなる「大丈夫」という言葉はおもしろいな〜と思います^^b
大丈夫という曲名がついている音楽はおもしろい
音楽には、大丈夫というタイトルがついている曲が多いです。 アーティストは言葉の意味を正しく理解して使うことが多いため、音楽を通じてことばの意味を学ぶには最適の教材です。
RADWIMPSの天気の子で使用されていた、「大丈夫」という曲は歌詞を読むとすごく「なるほどな〜!!」と発見が多いはずです^^