私がここ最近で読んだビジネス書のなかで、めちゃくちゃ勉強になった1冊を紹介します。
その本のタイトルは、メンタリストdaigoさんの【先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学】です。
この1冊は、読んでいるときに心当たりが多すぎてヤバかった・・・。
私は、「完璧主義」「先延ばしをして後悔」「タスクがひたすら溜まって行動できなくなる」という負のスパイラルにしょっちゅうハマります(笑)
この本では、こういった「先延ばしにして行動できない人が、すぐ動けるようになるためのエッセンス」がたっぷり詰まっています。
今回は要約ということで、本書を購入しなくても要点をみるだけで学べるようにまとめていきます!
すぐに読める目次
【先延ばしする人は早死にする】は先延ばしグセがある人におすすめ
【先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学】は、先延ばしグセがある人におすすめです。
「先延ばし」の定義は、後々マイナスの自体を招くと知りながら、それでも意識して行動を延期すること
メンタリストdaigoさんいわく、先延ばしをやめるだけで得られるメリットは5つあると語っています。
すぐやれば脳が活性化する
すぐやれば仕事がうまくいく
すぐやれば人間関係がうまくいく
すぐやれば長生きできる
すぐやればお金が貯まる
逆に、先延ばしにすればするほどストレスは貯まるし、脳の働きが鈍ってしまうのです。
これには私も心当たりが数多くあります。
片付ける仕事があるのに、面倒だからといって先延ばしにしてずっと焦っている。
こういった状態になると、他のことに手がつかなくなるのです。 iPhoneのアプリがいくつも起動して、ムダに充電が消耗しているような状態です。
すぐやれば、ムダなアプリは起動しなくても済む。 でも、先延ばしにすれば脳の負担が増えて、行動がさらに遅くなってしまうというデメリットがあるのです。
先延ばしをすればするほど、行動が遅くなり、精神的にきつくなってしまうという恐ろしい状態になります。
【先延ばしする人は早死にする!】を読めば、行動を先延ばしにしない人間に生まれ変わるための考え方、具体的なテクニックが数多く紹介されています。
【先延ばしする人は早死にする!「あとで」を「すぐやる」に変える心理学】で1番役に立った完了主義の話
本書では、先延ばしにする人ほど「自己効力感」と「プライドが高い」という共通点があると紹介されています。
自己効力感とは、「自分はやればできる」と思える感情のこと。 「自己肯定感」はじぶんの存在を認めることです。(似ているけど、意味はまったく別です!)
私はまさに、自己効力感が低く、さらにはプライドが高い人間でした・・・。 おはずかしい話ではありますが、「どうせムリだ」とか「自分はできるけど、やらない」という言い訳をひたすらくりかえしていた時期もあります。
この本を読めば読むほど、「まるで私のために書いてくれた本のようだ」と思うほど収穫が多かったです。
daigoさんがいうには、先延ばしをやめてすぐにやる人間になるためには、以下の2つが必要だそうです。
・完璧主義をやめる
・完了主義になる
完璧主義とは、「行動までにひたすら時間のかかる人」をさします。 まさに私のことでした。 自信がないから、ひたすら準備が整うまで行動しない状態です。
完璧主義から完了主義にきりかえることで、行動が素早くなるのです。
完了主義とは、80点でもいいからとりあえず終わらせること
私は掃除をするときも完璧にしなくてはいけないと、考えていました。 しかし、完了主義に切り替えてからは、「まあ、このくらいでもいいでしょ」と割り切って行動するようになりました。
本書を読む前は、
時間がないから今日は掃除しなくてもいいや
本書を読んでからは、以下のような発想になりました。
10分あるから少しだけ手を付けよう
実際に行動が素早くなり、先延ばしにする回数があきらかに減りました^^ daigoさんの本は1500円の投資に対するリターンがエゲツないなと改めて痛感しました(笑)
脳は変化を嫌うことを理解しよう「人間の脳は怠け者」
本書では、脳についてもしっかり解説されています。 私たちは脳のことを知っているようで、まったく知らないですよね。
形はなんとなくわかるけど、それぞれ脳の部位がどのような働き(役割)があるのかは曖昧なはずです。
基本的に、脳は変化を嫌います。 これは脳にとっては、当然の仕事なのです。
脳の役割は「生命の維持と生存」なので、なるべく変化をしないように注意しているのです。 もしも、大きな環境の変化によって死に至るようなことがあれば大変ですよね。
私たちが、まだ原始時代のころは危険をいかに察知できるかが重要でした。 原始人をおそってくる動物からいち早く逃げるために、敏感だったし、食べ物があればすぐに食べてしまうことが正しいとされてきたのです。
だからこそ、現代ではダイエットが難しかったりするのです。
数千万年の進化の過程で、脳に備わっている本能的な役割なのです。
逆に、脳はこういったことが大好きだそうです。
・安全
・安心
・安定
つまり、身の安全が保証されており、安心して生活できる環境と、大きく変化しない安定性を求めているのです。
私たちが、物事を先延ばしにしてしまうのは「急激な変化を嫌うため」でもあるのです。
まあ、わかっていたとしても脳が行動を阻止していると考えることも可能ですね。 でも、それだけで行動しない理由にはなりません。
先程いったように、先延ばしにすればするほどデメリットが襲ってくることがわかっています。
そのために、完璧主義ではなく完了主義になる。 妥協してもいいから手を付けてしまうということが重要なのです。
2つの脳のせめぎあいによって先延ばしが発生する
「先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学」では、2つの脳について解説されています。
「やる気を担当する前頭葉」vs「誘惑を最優先する大脳辺縁系
この2つの脳がバトルをして、辺緑系が勝ってしまうと先延ばしが発生するのです。 脳は基本的に怠け者なので、意識しておかないと「誘惑を最優先する大脳辺縁系」が勝ってしまうのです。
この状態を打破して、先延ばしをやめて行動するための1番手っ取り早い方法は、「とにあえず手をつける」という方法です。
完璧を求めなくてもいいから、完了させることだけに意識を向けるのです。
ダイエットは1回の腕立てから始めればOK
掃除は8割のクオリティで終わらせる
読書は5分するだけでも学習になる
完璧主義から開放されて、完了主義(とりあえず手をつけて、終わらせる)ということを意識するだけで、先延ばしがグンと減ります。
私は先延ばしをしなくなってからは、精神的にかなり楽になりました。 ずっとイライラしていたのがなくなり、読書も気軽に楽しめるようになったし、部屋の掃除もかんたんにできるようになりました!
【メンタリストdaigo】先延ばしする人は早死にする」のまとめ
・脳は怠け者である
・先延ばしは脳が正常に仕事をしている状態
・完璧主義をやめる
・完了主義を守る
・脳は「安全、安心、安定」がだいすき
先延ばしはやればやるほど、リボ払いのように後で借金が積もってしまう。