天邪鬼(あまのじゃく)とは、「人のいうことにわざと逆らうこと」という意味があります。
本当は素直になりたいのに、あえて逆のことをやってしまう様子などにつかわれます!!
このページでは、天邪鬼(アマノジャク)の意味、性格、語源、例文などわかりやすくまとめました!!
「恋愛における天邪鬼とはどういった状態なのか、どうするべきなのか」という、今日から使えるテクニックや考え方もあわせて紹介しています。
「天邪鬼な性格」は損をしてしまうので、自分の言動をチェックするためにも非常に勉強になる言葉だなと思います。
2分くらいでサクッと読めますので、ぜひ気になるポイントだけチェックしてくださいね♪
天邪鬼の意味
読み方は、「あまのじゃく」 天邪鬼は天の邪鬼とも書く。
(あまのじゃき、てんのじゃく、てんのじゃき、あまのおに、などは読み間違いである)
【意味】人のいうことにわざと逆らうこと
(例)あの人は天邪鬼だから気をつけたほうがいいよ
昔話に登場する悪者の鬼が、天邪鬼という。
天邪鬼(あまのじゃく)とは、あえて人と言っていることの反対のことをしたり、わざと逆らうような意味なので、「天邪鬼な性格」として表現することがあります。
語源は後ほど紹介しますが、現在では、「あの人は天邪鬼だよね」など人間関係や恋愛などで使用されます。
天邪鬼な性格とはどんな感じ?
天邪鬼な性格という表現がありますが、どういう感じなのかを解説します!!
・承認欲求(しょうにんよっきゅう)が強い人
・ひねくれ者
・へそ曲がりなさま
・ネチネチしていること
↑このような要素が強いひとは、「天邪鬼な性格、あまのじゃくなタイプ」と言われることがあります。
基本的には、承認欲求が強くて人にかまってほしい、興味を引きたいという目的が原因で天邪鬼(あまのじゃく)な態度をとったりすると考えられています。
大人になってもこういったタイプはいますが、子供のころは天邪鬼な言動をしてしまうことが多いです。
遊んでほしいからわざと悪いことをする。
かまってほしいから普段はやらないようなことをする
子供の場合は、SOSとしての天邪鬼な態度・言動があります。
その他には、小学生のころに好きな女の子をいじめてしまう男の子っていましたよね(笑) あれこそ、天邪鬼です。
恋愛で天邪鬼な性格になる理由
普段は、すごく良い性格なのに異性との恋愛になると、天邪鬼な性格になってしまう理由はいくつかあります。
恋愛で天邪鬼になるのは、相手の気を引きたいからわざと変な言動をするケースがあります。
具体例としては、本当は大好きなのにLINEで「嫌い」と言ってしまったりすること。
本心とは全く別の言動をして、自滅していくパターンが多いです。
自分の都合ばかり考えて、相手の気持ちを揺さぶってくる非常に迷惑な行為である
相手の反応や本音を探り出すために、相手を試すために天邪鬼になる人もいます。
例えば、好きな相手に対して「死にたい」や「もう関わらないで」というLINEを送ったり、発言してしまうこと。
本心とは逆の言動なので、「本当は大好きといってほしい」「かまってほしい」というのが本音。
「かまってちゃん」「うざったい人」と言い換えることもできる
承認欲求が強すぎる人は、本当は理解してほしいし、恋愛を順調に進めることを望んでいるのに、180度別の行動を起こしてしまうことがある。
例えば、本当はLINEで通話をしたいのに、「自分から連絡をしない」という状態。
そして、相手から連絡がなければ怒ったり、悲しんでさらに天邪鬼な性格や言動をしてしまう
恋愛では、一時的に天邪鬼になってしまうケースがあります。 普段はいい人なのに、恋愛や男女関係になってしまうと一変してしまうこともある。
しかし、恋愛が下手だったり、コンプレックスが強かったり、精神的に未熟である状態であればあるほど、天邪鬼になる傾向があります。
とはいえ、10代の頃に恋愛では天邪鬼だったのに、20代では精神的な自立をしている大人として正しい行動をとれるようになったりします。
あくまでも一時的な側面として、「天邪鬼モード」になってしまうことがある。と考えることが大事です。
天邪鬼を使った例文
天邪鬼(あまのじゃく)を使った例文をいくつか紹介します。 例文をよむメリットは、言葉の意味や様子を理解しやすくなることです。
私の元カレは、天邪鬼な性格だったので会っているときは仲がいいけど、別々のときは喧嘩ばかりしていた
天邪鬼な態度をとってしまい相手の気疲れさせてしまった
天邪鬼な人とはあまり関わらないほうがいい。なぜなら心のエネルギーを奪われてしまうからだ
普段は問題ないのに男女関係になると天邪鬼になってしまう人は結構いるそうだ
小学生の男の子は好きな女の子をわざといじめてしまう様子は、まさに天邪鬼そのものである
人間は、生きている限り天邪鬼な側面や、あまのじゃくモードに入ってしまうことは誰だってあります!! その傾向が強いか、弱いか、自覚しているか、自覚していないかの違いだけです。
ですので、「あの人は天邪鬼だからダメ」と一方的に決めつけてしまうのは必ずしも良いことではありません。
人間の心の問題や、環境・状況などによっても変化するため、自分が被害に会わないための防衛策は大切ですが、相手を傷つけてしまうような発言は避けたほうがいいでしょう。
天邪鬼の類語
類語をいくつか紹介します。 関連ワードをチェックすることで、「天邪鬼」という言葉の意味をさくっと理解して、記憶に定着させやすいメリットがあります。
斜に構えた、ひねくれている、すねている、天の邪鬼な、天の邪鬼の、へそ曲がり、素直でない
こうして関連ワードをチェックしていくと、天邪鬼という言葉の意味がわかりますね。 ほとんどネガティブな類語ばかりなので、「こういった状態にはなるべくならないよう気をつけなきゃ!!」という気持ちになりました(笑)
天邪鬼の語源・由来
天邪鬼(あまのじゃく)の語源、由来はいくつかあるため、有力な説を2つご紹介します。
日本書紀や古事記に登場する妖怪(ようかい)が由来なっているそうです。
天探女(あまのさぐめ)という妖怪が、神さまに逆らい・歯向かう様子から、「あまのじゃく」という言葉の語源になっていると考えられる。
日本書紀によると、天探女(あまのさぐめ)は相手の動きや考えを察知する能力があったそうで、その力を利用して、いたずらなどをしていたそうです。
1つめの語源は、日本書紀に出てくるようかいでした。 上記の文章を読んでもらうとわかりますが、現在の天邪鬼の使われ方と、非常に共通しているポイントが多いですよね!
では、2つめの説を紹介します。 次は、仏教の毘沙門天(びしゃもんてん)が語源になっているもの。
毘沙門天(びしゃもんてん)のお腹あたりにある「鬼面(きめん)」が由来になっているそうです。
ちなみに毘沙門天(びしゃもんてん)は武神ともいわれており、格闘家はユニフォームに「毘」という文字を入れていることもあります。
また、起業家などは毘沙門天信仰の人間が多いです。
こうして、天邪鬼の語源を深く学んでいくことで、日頃なにげなく目にしていた言葉のイメージがガラリと変化するのがおもしろいですよね!!
ちなみに、仏教に由来している言葉で「おかげさまです」と「磐石(ばんじゃく)」というものがあります。 この2つについてやさしく解説をしているので、興味があればさくっと目を通してみてください^^b
まとめ
ここまで、いろいろな角度から「天邪鬼(あまのじゃく)」という言葉を学んできましたが、言葉の意味を理解することにはいくつかのメリットがありますよね。
個人的には、天邪鬼という言葉の意味をしっかり学ぶことで、自分自身を見つめ直すことができました。 日頃のじぶんの言動は大丈夫かな〜と反省するきっかけになるため、成長に繋がりますね!!
やはり言葉を学ぶことは、素晴らしいことだなと再認識させられました(*^^*)b
それでは最後までご丁寧にお読みいただきありがとうございました!!